2020-09-16

パラノイアプログラマとヘドロ

負債を数十年以上も積んでいる現場では、カイゼンはその場しのぎで済まされる。

カイゼンとなると新たなプロジェクトを立ち上げるレベルの労力が必要からだ。

長年使われたマニュアル1つを修正するにしても、コスト軽減策で人員ギリギリに減らされた状態では、

既存業務で忙しく手が回らない・・・・・その状態でも通常の業務はまわるため客も請負企業も意に介さない。

仮に気が付いた人がいても大抵は現場で働く下っ端であるため、発言権がなく聞き流される事が100%

聞き入れてもらえても言い出しっぺの法則として追加の報酬なしで指摘したエンジニアが全責任を持たされ完璧修正要求される。

万が一、ミス修正漏れを起こしたら大変だ請負企業と客の双方から刺されるだろう(当然、苦労を労う言葉はない)。

場合によっては減給当事者エンジニアが全責任を取らされ現場から出入り禁止を言い渡されたこともある。


そのような状況が日本中現場で起きている中、気が付いた人はどんどん転職して離れるため負債はどんどんヘドロのように貯まる。

ヘドロをすくいとる誠実な人はヘドロの悪影響で精神と体を害して辞める又は死ぬ

そのヘドロが業界を腐らす兆しを見せても既存業務に悪影響を与えない限り問題視される事はない。

新しい木が枯れたら捨てて、また植え直そうとするからだ(汚染された土壌では枯れるだけなのに)。

最終的に、そのヘドロが既存業務に悪影響を与え始めた時に当事者の大半は定年退職退職金を満額貰って老後の生活に入っているだろう。

        人々はある日突然できた底が見えない大穴ゴミなどのいらない物をどんどん捨てた、そうやって人々が住む地上はキレイになった

      数年後のある日、空から何かが突然振ってきて地上を汚染し人が住むに堪えない環境に変えた・・・それは人々が大穴に捨てたゴミといらない物だった

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