2020-09-10

谷川浩司はなぜ光速投了をしたのか

先日行われたB級2組順位戦谷川浩司九段藤井聡太二冠の一戦が話題になっている

この将棋は中盤谷川ミスで形勢が大きく藤井に傾き、すわ決着かと思われた最終盤に藤井のポカにより互角の形成に戻ったのだ

しか谷川はコレを良しとせず、敢えて悪手で返すことですぐに投了した

なぜ谷川は粘らなかったのだろうか、ここに谷川美学がある

現代棋士特に若い棋士は終盤で敗勢になっても粘り続けることが多い

その筆頭が永瀬拓哉二冠ではないだろうか

今期の叡王戦は3勝3敗2分1千日手と9局指しても決着がつかない大熱戦で話題になっている

だが谷川はこういった風潮を内心快く思っていないのだろう

現代将棋はただ勝てば良い、AI研究をし自分の頭で考えない

序盤をソフト研究飛ばして、終盤に残した時間棋譜を汚す

そんな若い棋士が後を絶たない

だがそうして指した棋譜は100年後にも残る

ミスの無い棋譜を見たいのであればソフト棋譜でも見ていればいい

しかし人はソフトではなく棋士の指した棋譜、そしてその対局姿勢を見て感動するのだ

勝てばよかろうの精神を今一度見直して後世に恥ずかしくない棋譜を残せるよう研鑽を積んでもらいたい

谷川九段光速投了にはそういった想いが込められていたのではないだろうか

  • うわくだらねぇ老害だな

  • 将棋やってる奴は全員雑魚 俺と藤井が対決したとして藤井の頭をハンマーでぼこぼこにすれば 不戦勝で俺の価値

  • 新聞社は将棋マニアに金払うな 配達員と印刷オペレーターにボーナス出せ

  • 将棋盤というキャンバスを前に 二人で描く棋譜というアート

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