2020-08-20

専業主婦になりたかった

既婚、30代子無し。共働き、の男。

結婚して8年。子供はこっちの不妊でいない。収入は平均やや上ぐらい。ただ仕事柄変動が大きい。妻は公務員から安定収入。そんなに高くはない。激務。帰らないこともしばしば。

家事折半約束だが、妻の仕事の都合でこちらがやることが多い。最近料理殆ど自分担当。週3でお弁当も作る。

家事の中では料理が一番楽しい結婚するまで実家暮らしで、料理殆どしたことがなかったが、始めてから結構ハマっている。買い物して、献立を考えて、作って、残りは弁当に……という、細々としたルーチンワーク自分には合っていたようだ。作っても妻の帰りが遅いので一緒に食べれることは少ない。出来立てにラップして、それでも帰ってこないか冷蔵庫に、というのは結構悲しくなる。

でも、徹夜続きでぐったり疲れて帰ってきた妻が、死んだ目で興味なさげにご飯を食べる…と、口に入れた瞬間、ちょっと顔がほころぶのがいい。報われる。一瞬生き返って、すぐまた死んだ目に戻って、ボソボソ声で感想をくれるのもいい。

妻は定番料理よりもアレンジ料理を好む。暇なときは、雑誌ネットを見て何を作るか思いを巡らせる。レシピサイトよりも主婦個人ブログが好きだ。気に入ったブログが3つ4つあって、長いものはもう7年近く読者である子供の話や旦那の話を少し交えたレシピの紹介は、ひとの家の台所垣間見ているようで楽しい自分と同じように家族を支え、家事をしている人々がいると思うと励まされる。

最近自分彼女らに憧れていることに気づいた。もし自分専業主婦だったら、と考えることが多い。井戸端会議で、美味しいレシピやお得な商品生活の知恵などを共有してみたい。旦那愚痴も、お弁当の話も、子供好き嫌いの話もしてみたい。家族生活の全てをサポートできる職があって、それに従事している人がいるのが羨ましい。専業主婦というものに憧れている。

ただ、専業主夫には全く憧れていない。共働きもまだ主流じゃない頃に育ったので、今の時代は違うとわかっていても、男は働くものと強く思っている。テレビで紹介されたりする専業主夫もなよなよしたイケハヤみたいなのが多くて好きじゃない。保守的なので、男なのに専業主夫という逸脱した行動をとる奴に憧れることが出来ない。やはりなりたいのは専業主婦だ。女性として家族を支えたい。

妻は男職場で男に負けじと働く強い人だ。物理的にも武道の有段者で強い。妻を支える専業主夫というのもなくはないのかもしれない(しかしやはり憧れない)。だが、妻の価値観は、「女が外で働いてもいい、男が家庭を支えてもいい」という男女逆転のジェンダーフリー起点のものではなく、「男女ともに手に職をつけるべきだ」というところから始まっている。女も働くべきだし、男も当然働くべきだというふうに。だから専業主夫旦那というのは論外だろう。

やはり男に生まれた以上はきちんと働きたい。が、女に生まれて家庭を支えてみたかった。妻が男で、自分が女だったらなあと思う。

  • 自分は子なしなのに、子あり専業主婦の綺麗な面だけ綴ったブログ見てそれを全て本気にされても。 汚い・辛い部分は書いてないだけだよ。当たり前だけど。

    • おっ、マウント始まったな 男には主婦の辛さなんてわからないよね

      • 無産者の苦しみはわかるよ なぜなら俺も半年ニートだったことあるから 社会に必要とされてないって辛いよね

  • 子供持てば解決 それこそママ友と井戸端会みたいなパパ会が今はあるんだぞ

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