2020-08-05

日高屋が食えなかった話

深夜までの残業

連日の残業だったから、もはやお弁当を買ってレンチンすることすらしんどく、駅チカの日高屋に入った。

レジ有料化して以来、コンビニでお弁当を買うことについて心理的ハードルがすごくあがった。

3円ケチって弁当をむき出しで抱えて夜道を歩く、自画像にすごく心がささくれ立つんだよな。

割りばし落とさないように気を付けて歩くそのせせこましさ。

あれはダメだ。心身ともに疲弊した時には致命傷になりうる。

そんなこともあって、同じ底辺感は拭えないが、日高屋ささやか外食をすることにした。

12時近くだったから、店の選択肢ほとんどなくて吉野家日高屋の2択だったのだが、

吉野家の方がちょっと歩くので迷いなく日高屋に決めた。

30代に入ってからめっきり油ものが受け付けなくなってきていたが、明日は2週間ぶりの休みという解放から

いっき中華もんでも食ってくかと深夜のウキウキテンションで店に入った。

結果からいうと、半分も食えなかった。餃子うまいのに、なぜか箸がすすまない。

馬鹿だ。油もんはもう食えないって分かってたのに、何で中華を深夜に食べた。数十分前の自分を恨みながら餃子を睨みつける。

でも一番削られたのは、餃子食えなかったことじゃなくて、一緒に添えられたから揚げとスープが全く受け付けなかったことだ。端的に言って、果てしなくマズかった。

「風通しの悪い田舎のおばあちゃんの家の古い匂いを味で具現化したこうなんだろうな」としか言えないから揚げ。

食べ物くって、そんな感想ってあるか?

から揚げの口直しに飲んだ中華スープさらにひどくて、おいスタッフ濃縮還元間違えて作ったんじゃないだろうなと、もう1回飲んでみたけどやっぱりダメだった。

ウキウキして入ったテンションはどん下がり。

食べ物を半分近く残してしまった罪悪感もさることながら、

毎日サービス残業を遅くまでして手取り20ちょっとというまごうことな底辺なのに、

底辺向けの飲食店の味にもう身体がついていかないという事実が辛かった。

場所がどこにもない。ささやかな給金で、受けられるサービス自分をもう幸せにしてくれない。

  • 加えてメニュー見る時に老眼でよく見えないのも加わると本当人生のどん底感を味わえる

    • 30代ってより50代くらいの体やな。 相当無理な生活してそう。

  • 底辺だなあ

  • 実名が出ているから言いづらいけど油とかじゃなくてその店の料理が口に合わなかっただけ

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