2020-07-31

いつか同志に出会いたいけどキャパが小さすぎるオタクの話

推しの話をさせてください。

友達が少なくて語る場がないだけの悲しい拗らせオタクなのでダラダラ書きます

お酒など召し上がりながら、のんびりどうぞ。

  

推しには上品で美しい名前があるのですが、ここでは多くの慣例に則り、“推し“とします。

推しはとにかく眉目麗しく、たおやかで賢く、物理の力が強い人型の生き物です。

公式では仕事に関して“敏腕“と表現されています。とにかく優れた生き物です。

性別は不詳です。

個人解釈としては、美しすぎて性別概念を超えているのではないかと思っています

ここより前も、ここから先も、性別に対する解釈が周りと違うせいで、鍵をかけて引きこもってるオタクが書いてます

多分出会うことがない同志への言い訳とお礼とメッセージ主題です。

  

推し性別公式プロフィールで“不詳“。

アニメ化しましたが、中性的声優さん担当されました。

原作12話のなかで一コマだけシャツボタンホール書き込みがあるのですが、人間ルール解釈すると推しの体は男性ということになります

しかし、推し人間ではないのです。

人間界に住んでもいません。つまり人間界と服飾に関するルールが同じとは考えにくく、この程度では推し性別特定する要因にはなり得ないと思っています

何より20巻近くある原作の中のたった1コマなので、作画ミス可能性すらあります(不完全なところもまた美しいですね)

以上の条件により、推し性別はわからない、わからないを楽しむべきと考えています

  

推し性別に対して“わからない“を貫くと、困ったことがあります

推し活です。

SNS時代にも関わらず、同志を探せません。

この繊細な気持ちのせいで二次創作全般読み手として楽しむことができないのです。(えっち二次創作が好きなので余計に読めないです)

私にとっての推しの肉体は、無性ではなく、ふたなりでもなく、男性女性か“わからない“。

“わからない“が重要です。

しか衣服を一枚まくってしまえば、嫌でも“わかって“しまう。

表現問題として、男性女性かわからないけれども、とびきりエッチ創作はとても難しいのです。

大抵、どちらかの性、または無性を強調して描かれています

  

界隈は、どちらの性も楽しめるオタクが多いのでしょう。

選択肢が多いというのは素晴らしいことです。

私には原作推ししかいないので。(アニメアニメ勝手にやってると思ってるタイプの気難しいオタクです)

解釈は全く分かり合えないですが、同じキャラクターを推す者同士、有事の際は手を取り合って生きていきましょうね。

    

さて、話は変わりますが、人気投票の話をします。

かっこよくて可愛くて美しくて神に完璧容姿を許された唯一無二の存在みたいなデザインにも関わらず、推しは脇役です。

原作一巻から登場しているにも関わらず、交友関係も十巻くらいまで描写を焦らされ(しかも一ページで終了)、フルネームもわかりません。(ミステリアスなところも素敵ですね)

しかに毎巻登場しているのですが、立場上、口数も少なく(美人は黙っていても輝きますね)、表情だってほとんど変わらず(安定して美人ですね)。

ある日突然、それこそ“魅入られた“ように落ちた人しか推してないのでは?というくらい原作での活躍は乏しいです。

  

先日、生まれて初めて人気投票に参加しました。とても楽しかった。

週刊誌を大量に買う方法なんて分からいから、本屋さんに一軒一軒取り置きをお願いして。

回れるコンビニ全て回って。

aニメイトって雑誌は1人10冊までなんですね。重かったですが、一回10冊ならなんとかなりました。

郵便局で分厚い束の葉書を買って、家にあるものと厚さを比べて写真を撮ったり、夜通し背中丸めて応募券を切り離したり。

何日もかけて推しの良いところや原作に対する思いを被らないように葉書にしたためて。

今の気持ちは今しか書けないから、そう自分に言い聞かせて何度も原作を読み返して無事に書き上げて投函しました。

本当に楽しかった。毎日が興奮と発見連続でした。

推しが私に青春をくれた。

  

人気投票の結果も最高でした。一位ではなかったけれど、

作者曰く「ちょっと意外」、結果発表ページ曰く「驚異の人気急上昇」。

私の票だけではない、大量の得票を見て、文字通り涙を流しました。

ありがとう、どこかにいる同じキャラクター推す同志。

見ましたか。我らの勝利です。

グッズもほとんど出ず、週刊誌の切り抜きを額にれて飾った日もありました(カラーページなんて大層な扱いは受けられない推しなのでモノクロページです)

本当はわかりあいたいのに私のキャパが狭すぎるせいで鍵垢に引き篭もった日もありました。(これは今も継続ですが)

もしかして推し投票するのは私だけなのでは、と不安な思いを抱きながらたくさん投票葉書を書きましたが、

私が思っていたよりもずっとずっと、推し世間から愛されていて嬉しいです。

  

同志、人気投票記念の単行本特典は最高でしたね。

無表情の頬に二本線が足された“照れ顔“は国を滅ぼすほどの美しさでしたね。

私は絵柄が発表された日に有給申請をし、当日はスーツ本屋に迎えにいきました。

10年ぶりくらいに花束を買って、推しを入れた額の横に生けたり、お祝いのケーキ発注したり、それからステーキも焼きました。

同志はどうやってお祝いしたんでしょうか。

私の世界には推しと私しかいないので、同志の喜ぶ姿は見えません。

  

同志、これからはきっと、グッズが増えますね。

ブラインド商品なんて出たら、推し意識してなかったオタクにも推しの魅力に気付かれてしまますね。

同志、きっと本誌での活躍も増えますね。

いつか人気投票の時に積んでくれたどこかの同志が積めなくなったら、私がその分投票します。

推しに大好きって一緒に伝えましょうね。

私たちはお互いの姿を認知できないけど、推しで繋がっているので。

    

長々ととりとめもないことを話したらスッキリしました。

推し同人誌を作る作業に戻ります

この日記を読んでくれたどこかの誰かさん、いつかこ奈落に落ちてきてね。さようなら

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