子供は新しい言葉を聞いた瞬間に正しく使えるようになり、間違えながら修正することで覚えるわけではないんだそうだ。
まあそういうもんだよな。文化的な蓄積や生得的な先入観があるから、文字や音と刺激を併せて提示されれば自然と意味は「決まる」。人は辞書的定義を読んで必死に覚えて組み合わせて理解するわけではなく、辞書に記されるものは誰でも理解できる「意味」を改めて調べて書き下したものでしかない。
聞いて「分かる」意味と実際に広く理解されている意味が全く食い違うことは普通はあり得ないし、むしろ「分かる」意味の公約数的なところが「意味」になるものだろう。
ある意味では「知らない単語」は存在し得ないわけだ。
ネタ元は人工知能研究者の話だった。
Permalink | 記事への反応(1) | 14:53
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後期ヴィトゲンシュタインの言語ゲームはこれにかぶる話。
言語ゲームはこれを否定する話だろ。