2020-07-24

折り紙業界の人はおかし

某有名SNS折り紙作品をアップしているので、必然的に他の人の作品も見ることになるが、めちゃめちゃ手のかかりそうな作品をどんどんアップして来る人を見ると、「何だこいつは?」と思う。この「おかしい」は褒め言葉でもあるが、「何でそこまで手間かけて作るかなぁ」という呆れた気持ちも含まれている。

だいたい30枚のユニット(パーツ)を折って組み立ててくす玉にするぐらいは可愛い方で、巨大な紙を使って切り目も入れずにやたらリアル動物を折り上げる人もいれば、本物のようなバラの花を折ってしかもそれを花束のように何輪も作る人がいる。あと、アジサイ折りといって幾何学的な折り目が美しいが、やたらと難易度が高そうな作品を作る人もいる。

30枚のユニットによるくす玉は私も若い頃作ったことがあるが、歳をとったら目が疲れやすくなり、根性もなくなってきて「何となく気持ちと作り方は分かるけど無理」になってしまった。巨大折り紙によるリアル動物なんて挑戦する気にもなれない。本屋に本物のようなバラの作り方を書いた本が置いてあったので、立ち読みしてみたが、あまりに複雑な折り線に頭痛がして買わずに棚に戻してしまった。

海外在住で手の込んだ作品を作る人はどうもそれを生業にしているようだが、出典を明らかにして誰かが考えた折り紙模倣している日本人はおそらくアマチュアである。何でアマチュアでこれだけの折り紙を作る暇があるのか、あるいは作品を売って金にする術があるのかよく分からない。とにかく寝ている時間と食べている時間以外折り紙をしていないと、こういう作品はできないんじゃないかと思う。

たぶん折り紙作成に命をかけている人々はここを見る暇がないと思うが、もしこの文章を見る機会があったらどうやってそこまでの作品を折る時間を捻出しているのか教えてほしい。

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