2020-07-19

旅と地元

旅が嫌いな人はいないと思います。大昔から伊勢参り東海道など旅にまつわる話は多くあって、人は移動することで意識を変えて経験を積んできました。今私たちが旅で非日常を感じるということを、昔の人も感じていたのでしょうか。

移動には危険がともないます。食べることに困っていなければ、そもそもその場に留まり同じ活動を続けていたほうが安全長生きできるでしょう。でも私たち観光といって、まだ見ぬ景色に憧れ、その場から動いていきます。旅は人の本能みたいなもので、ある人は見たい、ある人は知りたい、食べたい、ここにないものに興味を持ちます

持っているものより、持っていないもののほうが大事なんです。家の窓から見る地元より知らない高台からみた街の景色地元商店街より地元にない専門店。食べ慣れた御飯より味わったことのない食材人間の知りたいという欲求を旅で満たしていく。

もちろん私もここじゃないどこかを歩きたいし、新鮮な景色をじっくり眺めていたいです。でも地元があるから、よその良さがわかる。地元のなにを知っているかと聞かれたら、なにもないと言ってしまいたくなる。それが悔しい。

なぜそう思うのか、私の同級生は皆ここから出て行った。といっても過疎地域で12人の同級生だった。私だけがこの町にいる。正直、よそで仕事を得て家庭をつくって家があって暮らしていることが羨ましいと少し思う。でも別にここが嫌いではないし、好きだとも思う。趣味登山釣りができるし友達も少しいる。なんだいいところじゃないかしかしそれは私の範囲の良さであって、ほかの人たちから見たらいいところなんてなく、ただの田舎に見えるだろう。

もっと地元を知る必要がある。20年以上生きたこ場所もっと理解する必要がある。そしてそれを広く伝える技術も。どうすれば「ここはいいとこです」と自然に言えるようになるか。もっと知識が欲しい。

  • いい文章でつね。光を観ると書いて観光と読みますので地元の良いところを磨いていってください

  • 旅行苦手な人は普通に多いと思う

  • 教科書に載ってても違和感ない文章 ホームレスというけど大多数は同じ場所同じ仲間で生活していて 本当に流浪している人はいないに等しいと思う 人間にとってホームって不可欠なん...

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