言及しようとしたエントリが消えてたので供養。鬼滅の刃終盤までのネタバレ含む。何度も読み返したわけじゃないから間違ってたらすまんな。一読者のお気持ち感想文です。まじめに読み始めたのが遊郭編前くらいからなのでそれ以前についてはほぼコメントしてないです。
鬼滅は主人公側の挙動に対して、人間がススメバチにマジになって煽ったり説教しているのを見るような違和感をおぼえることがあった。鬼を人間の延長か別の生き物と捉えるかの違いなんだろうけど。だから主人公側(鬼殺隊)に全然感情移入できなかった。玄弥は結構好きな気がする。健気ブラコンしか勝たん。
機械的に黙って鬼を倒しつづける柱がひとりでもいたらな…縁壱が一番近いかな。最期もしずかだったし。
作中現行の柱は終盤みんなどこかで喚いてたからな。そこが好きな人がいるのもわかるけど、早めに退場した煉獄さんが個人的には一番良い。
上弦の鬼の造形は良かった。ただ上弦の伍みたいな強いはずの敵を主人公勢のわかりやすい踏み台にしてるのはちょっと…。上弦戦は陸、肆くらいがちょうどよかった。
あとは上弦の弐の設定が戦闘には全然生きてないとこも、は〜???ってなってしまった。絶対あそこは鬼殺隊vs鬼信者の人間をやるところだっただろ。路線変更を疑った。
新上弦の陸は最悪だった。あの対戦カード自体は虚無があって良かったけどアイツを新上弦の陸にした理由が意味不。ただの鬼で良かっただろ。鬼には認められた、ってのがやりたかったんだろうけどそのために“上弦”の価値を落とす必要あった? 旧上弦の陸を好きになって鬼滅をまじめに読み始めたからほんとにきつかった。欠員の穴埋めだからあの立場に前ほどの価値はないとわかっていてもきつかった。
上弦の参戦は猗窩座の伏線回収が秀逸だったのですき。煉獄さんや炭治郎の発言がことごとく猗窩座にとって最悪だったのも好き。
上弦の壱戦。兄上(上弦の壱)はこじらせてんなぁ…という感じだったけど、忌み子の弟に構って父親に顔ぶっ叩かれたのに、腫れた顔で笑いながらまた弟に構う幼少期をのちにお出しされて全てを許した。ブラコンしか勝たん。優越感からくる哀れみかもしれないけどそれはもう立派な優しさだ。
最後の無惨戦はどう考えても鬼滅の“刃”じゃなかったのでくそ。どんな擁護されようがあれはクソ。上弦参戦や直前の上弦壱戦は気合入ってるようにみえたのにな。上弦弐も肩透かしだったけど地獄前のやり取りはおもしろいなと思ったし。
猫が都合よく生きてたのもクソ。なんなんだよ徹底的にやるところだっただろ。そんなご都合が許されるなら玄弥も無一郎も死んだ柱も、みんな適当な理由つけて生かしとけばよかったじゃん。
無惨の天災煽り以降の展開は尻すぼみにしか見えなかった。無惨のおもしろ挙動を見るだけの漫画になった。
見どころ、縁壱の過去くらいか。お前人間だったんだな! でもなんで珠世を逃したのかがぜんっぜんわからんかった。無惨を殺すために世界が作り出した装置なので未来予知ができてた可能性はある。でもだったら兄が鬼(上弦の壱)になる前になんとかして差し上げろ、装置かもしれないけどその前に弟だろ。ああ鬼滅は妹弟に期待したらあかんかったな…玄弥は弟だけど兄のためにやることはやってるだろ!
傷のマーキングなんて時空を超える永続デバフ使えるなら索敵して無惨殺せるだろふつう…。
できることとできないことの線引きが全然わかんないので縁壱について考えるのは無駄。
禰豆子もなんか知らんうちに鬼化治ってるし。
鬼が人間の延長という扱いなら最後の炭治郎は半分鬼として生きるとかをやるのかなと思ったけど、別にそういうわけでもなく。断絶したまま。むしろ無惨のほうが最後は自分の認識改めて人間に歩み寄ったよね、くっそ自分勝手にだが。
鬼とのケリの付け方には「へーそうするんだ」と思っただけで感情は無です。快も不快もないです。