2020-07-16

ある程度上流になると貧困層の話はおとぎ話しか聞こえない

人口3万人もいない、周りは田んぼだらけの町で育ち、大学上京し、そのまま東京で働いている。

暮らし始めるまで、東京なんていうのはテレビの中でしかたことのない世界で、

六本木では外人パリピがウェーイしてて、歌舞伎町ではホスト風俗ヤクザがいる怖い街だと思ってた。

漫画とかでその街を象徴するような描写そのままとは言わないけど、まぁそういうところなんだろうと。

そんな世間知らずのまま上京した僕は、程なくして周囲の都会に育った同級生職場の同僚と

ものすごく価値観がずれていることに気が付いた。

彼らの中では逆に、高校中退して出産するとか、ヤンキーがその辺にたむろしてるとか、

二十歳そこそこで結婚して年収300万くらいなのに子供が4人いて、お金ないはずなのにクソデカい車に乗ってるとか、

そういう話こそ漫画テレビで見るおとぎ話だろ、と思っているのだ。

中高一貫校で育ち、在学中には海外留学した人が言う。

「いや、うちなんて普通から

最初冗談で言っているのかと思ったら大真面目だった。

彼が言う金持ちというのは、有名企業社長の子供とか、何代も続く医者の息子とかそういうもので、

学校に送り迎えの車があるとか大学に住むときマンションを買ってもらうとかそういう人たちのことで、

そんな人たちに比べれば自分たちなんて全然金持ちじゃない、という理解だったのだ。

新卒で入った職場の同僚が言う「結婚相手年収は700万円くらいは欲しい」。

どんだけ世間知らずなんだよ、と別の同僚に「あいつこんなこと言ってたよww」と茶化して言うと

そいつも真顔で「いや、それくらい普通じゃない?」と言う。

彼らの中では年収700万円は高所得ではなく、普通所得なのだ

なぜならきっと、自分の親はもっと稼いでいるのだろう。

自分が受けた教育や娯楽は世間一般のもので、同じことを自分のこともにしてあげたいと考えたら

その程度の年収がないととてもじゃないがやっていけないのだろう。

上のクラスの中で、上の上を見ながら上の中や上の下の人が「うちなんて普通」と言うのだ。

じゃあこの人たちが思う「貧しい」の境界線はいったいどこにあるのだと。

下手すると小学校から私立に通い、高い水準の教育を受け、

それを受けられるだけの財力によって形成された一般常識は世間から剥離している。

コロナ貧困とかどんだけ無駄遣いしてんだよ。普通生活してたら数か月暮らせるくらいの資産あるだろ」

と笑っているのを見て、あぁそりゃこういう意識の人ばかりの偉い人が政策を決めても

本当に困っている人からしたらどこかずれてる、ってなるわな。

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  • なげえよ気ぃつかえ右翼

  • 50人に1人は1億円の資産あるご家庭かも?だから別にズレてないぞ 増田が何に注目しているかだぞ。切り取り方っていろいろあるから   平等な日本では貧乏は致命症になりにくいが毒親...

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