ツィートだのブコメだのを見ていくと、ネトウヨと左翼が悪意を込めて呼ぶ人達って、決して反民主主義的な思想を抱いている訳ではない様に思えるんだよな。
彼らは右翼であるから『権力側・強者の立場からものを考え』て利害を見積もっていて、権力に対して弱者側にある大衆の権利主張に対して強い悪意を抱く傾向が強いけれども、制度としての民主主義に対しては基本的に支持していて、本質的には民主主義者であり自由主義者ではあるのだよな。
彼らが蛇蝎の様に嫌っているかの様に見える生活保護制度を始めとした社会福祉なども、彼らは「行き過ぎた福祉・間違った福祉」という言い方を必ずする。 福祉制度の存在そのものについて否定するネット右翼はまだ見たことがない。
もっとも、大衆の持つ権利としての福祉という考え方には否定的で、封建的な「強者からの温情としての施し・慈善」を福祉だと思っているため、福祉を権利と捉える弱者を「生意気なやつだからお上の施しを受ける資格がない。死ねばいい」と考えている類のネット右翼は非常に多く見受けられる。 とは言え、福祉そのものを否定していないことは間違いないだろう。(誤解は深いと思うけど)
「権利は義務を果たしたものに(権力側から)与えられる」って考え方は、ネット右翼(のうち、最低限の教養すらない者)には普通の認識だろうと思うけれども、そういう権利と義務の関係は全く民主主義的でないと思うが、だからネット右翼は民主主義者ではありえないというのはやはり言い過ぎで、自意識の上では彼らは完全に民主主義者だろうし、客観的に見ても「勘違いした民主主義者」くらいではなかろうか?
民主主義社会以前、あらゆる権利はそれを実力=暴力で勝ち取った権力者の持ち物であり、そしてその権力者から被支配者に「恩恵、あるいは奉公に対する対価として」分かち与えられるものであったし、保守である右翼は未だに権利をその様に理解しているので、その面では民主主義者の資格に欠けると言えないことはないのだけれども。
当たり前じゃん。
などとネトウヨは申しており
国破れても我にカネが降ってくると思ってるような演劇の先生が頭おかしいだけでそこまで極端じゃないよ