来週から東京都で接待を伴う飲食店の再開を認めるというニュースを見て顎が落ちるかと思った。
都内の保育園の多くは月内は登園自粛を要請しており、全面再開には程遠い。小学校もまだ隔日や時短だ。また、通園通学しても、お喋りや従来の遊びを控えるように指導され、子供達は日々緊張を強いられている。そんな中、ホストクラブやキャバクラの再開を認めるなんて、信じられない。
我が家はコロナの流行に伴い保育園の登園自粛が要請された後、ずっと未就学児を家で世話しながら仕事を続けてきた。というと簡単そうだが、勿論日中は仕事にならず、子供が寝てから夜遅くまで働いたり、週末も働いたり、なんとかやりくりしてきた。子供は友達にも会えず、外にも行けず、とてもかわいそうだ。でも、早くコロナが収まって、子供達が安心して保育園や学校に通えるように、自分にできることを頑張ろうって、歯を食いしばってやってきた。ママ友とLINEで励まし合い、みんなで頑張ってできるだけ自粛して、登園自粛が終わる六月末のゴールまであと数週間のところまできた。
なのに、保育園より先にホストクラブやキャバクラの自粛解禁になると聞いて心が折れた。
もう自粛なんてやめた!もう知らない!
小学生や保育園園児には給食中話すなと言っておきながら、ホストクラブでドンチャン騒ぎは可能なんてそんなバカなことが許されていいのか!
子供はこの国の未来だ。未来にツケを押し付けて、大人が酒を飲んで大騒ぎするのを認めるなんてバカげてる。
ましてや、接待を伴う飲食店はコロナのクラスターである。感染を抑え込むという観点でも再開を認めるのは納得できない。ホストもキャバクラもガールズバーも、子供たちが安心して元通りの生活に戻ってから再開を認めるべきじゃないのか。(勿論、接待を伴う飲食店の方々にも生活があるはずなので、そこは補償してもっと実効的な営業停止を実現して欲しい)
あー、今まで頑張ってきた二か月はなんだったのか。そしてどうやってこれから三週間頑張ればいいのか。もうわからない。真面目に自粛した自分がバカみたいだ。
岡村問題によって存在が明らかになった食い詰めて風俗で働かざるを得ない人々への差別はやめてください