2020-06-07

[]青焼き

1. チタン製品を加熱処理して表面に酸化チタン(TiO2)の皮膜をつくり青い色を付けること。酸化チタンが青い色をしているわけではなく、透明な酸化チタン膜の表面と裏面で反射した光が干渉することによって生じる色である位相が合い青色を強めあう厚さ(40〜70nm)であるときに青く発色する。膜厚がより薄ければよく見かける茶色に、厚ければ緑や黄色になる。温度ムラにさらされるチタンマフラーなどでは膜厚差による色のグラデュエーションを見ることができる。

鉄、真鍮など他の金属でも加熱処理に寄る青焼きがある。着色のプロセスは違いそう。

2. 芳香族ジアゾニウム塩と紫外線を用いた文書、図画の複写方法複写物は青い。普通紙コピー機が普及するまで主流のコピー方法だった。blueprint。

  • 青焼きに対して、普通紙コピー機での図面印刷を「白焼き」と言うよ。

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