直すより新しい絵を描いた方が早い。
放棄するにはもう既に勿体無いほどの時間を費やしてしまった。
そんな、どう転んでもゴミになることが確定している絵をただ完成させるためだけに描いている時ほど、自分の無力さを思い知らされる時はない。
この絵を諦めずに完成させることが、自分の無力さを超克するための貴重な一歩になる。そういった不確定な可能性に縋るしかない。
……
いつになったら自分の無力さを忘れられるようになるんだろうな。もう既にたくさん間違えてしまった。この無力感、劣等感はその罰なのかもしれない
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