帰りの満員電車に揺られながらこの文章を書いているが、当然のように隣同士の肩はくっつき、当然のように遠くのおじさんが咳払いをしている。コロナ禍以前となんら変わりない満員電車の一風景は存在するのに、私が願ってやまないライブもイベント泡沫のごとく消え去ってしまった、ここは地獄か?
そうだここは地獄だった。電車によく似た形をした地獄だ。右側の女性が小声で電話を始めた。左側の男子大学生はまるで赤ちゃんが寝返りを打つように動いている。この世と同じで地獄にも色んな人がいるんだということを実感した。
🌈死のコロナビーーーーム🌈