さすがにお前らフェミニズムを20年嗜んできたはてブ民は岡村さんを叩いていないと思う。
セックスワーカー=可哀相な存在と短絡的に定義することは、女性の自由意思を否定するものであり、フェミニズムからかけ離れた理論であるからである。
岡村さんはかなり若い頃からブサイクキャラとしてブレイクした。
あの身長の低さと猿顔で、内向的な性格であるならば、やりたい盛りに女の子とキャッキャウフフすることは難しかったであろう。(モテモテだったかもしれんがファンではないので知らん)
そんな彼にとって、風俗嬢はお金を対価に肌を重ねてくれる巫女――天使や天女の化身なのである。
(巫女と娼婦が重なることは世界中の古代中世文明で見られることであり、人間の普遍的な感覚なことはご存じであろう)
そして、お金を払っても手が出ない一般女性達は、彼にとって雲の上の手の届かない神(もしくは存在しない透明人間)である。
一方、岡村さんの発言を批判した人達にとっての風俗嬢は「可哀相な不幸な女」である。
何故なら、現代において「可哀相ではなく、不幸ではない風俗嬢」は存在を許されない。
あなたが風俗嬢で、他人に自分が風俗嬢であることを伝える時に「仕方ない理由はない」と言うだろうか。
顔出しで風俗嬢として顔を売っていこうとしている女性であれば、そういうこともあろう。
しかし、ほぼ全ての風俗嬢がそもそも他人に風俗嬢であることを知らせることはない。
それが発覚した場合は「これこれこういった致し方ない理由があり、他に手段がなかった」という話になる。
外に出る話は、それらの「仕方なかった」話になってしまう。
「整形したいから」
「とにかく色々派手に遊びたいから」
これらの理由で風俗デビューした女性は日本に何人いるのであろう。
そして、これらの理由でデビューした風俗嬢はどの程度いるのであろうか。
人は常に言い訳を探す生き物であるから様々な「仕方なく」が語られているのであろう。
ただし、上記で挙げた理由で風俗嬢になった女性は一定数存在することは間違いない。
彼女達は「不幸」だろうか。
「週5回も働く気力が起きない」
「ずっと座っているとか無理」
「同じことを続けられない」
「彼氏がやれって」
「親が・・・」
本当に不幸な女性もいるのは間違いない。
つまるところ、風俗嬢を一括りに語るなんて、愚かでしかないということだ。
何故であろうか?
彼にとって一般女性は神であって手が出せない存在であり、風俗嬢はお金を対価に地上に降りてくれる天使なのであるから、天使の話しかしていない。不景気時に気まぐれな天使が地上に降りることが増えるだけの話である。彼の中では天使と神が明確に分離しているのだ。
しかしながら、「女は金を出せば誰にでも股を開く」と思っている者には「不景気になると股を開く女が増えて喜ばしい」と聞こえ、感情をひどく刺激した。
何故感情を刺激するのかと言えば、図星を突かれたからに他ならない。
岡村さんの発言が「風が吹けば桶屋が儲かる」ぐらいの話と思えば、誰も批判はしない。
「女は性に対して受身である」「女は意に沿わない相手との性行為に死と同様の苦痛を感じるためセックスワーカーは不幸な存在」「女は金を出せば誰にでも股を開く」
これらの矛盾した考えを無理矢理合体させたのが、今回の顛末である。
岡村さんの女性観の方がピュアであり、批判側が女性を性悪に見ているにも関わらず、このような炎上が発生したことは皮肉としか言いようがない。
99ってメガネの会社みたいな名前ですね