反応を集めようとすることを指す。
私はこの嘘松に常々疑問を抱いていた。
嘘で反応があって嬉しいの? 満たされるの? 虚しくならないの? と。
嘘で承認欲求が満たされたところで、それは嘘なのだからすぐに消えてしまうのではないか。
それとも一瞬でも満たされれば嬉しいのか。
どういう気持ちになるのか知りたいため、私も嘘松をやってみることにした。
ただTwitterの本垢でやるにはリスクが高いしサブ垢では反応がないだろうと
いうことでこの増田を使うことにした。
定期的に嘘日記と本当日記を書き続け、数回バズることに成功した。
やはり嘘日記の方が反応を得られやすく、嘘だと割り切るといくらでも表現を過剰にできる。
本当日記の方は自分の気持ちを守りたいという気持ちがあるせいかやや抑え気味になった気がする。
ブクマ700の日記はまとめサイトやニュースみたいのにも転載され、
反応はそこのコメント欄で拾うこともできたためすべてを追いきれないほどだった。
そこにはいろんな反応があった。
そしてどんな気持ちになったかと言うと、別に何も感じなかった。
バズる快感みたいのは一瞬あったが別にコレ嘘だしと思うとその気持ちはすぐ消えた。
日記に怒っている人もいたがこの人嘘に対して何本気になってるんだろうという
冷めた気持ちになる。嘘と見破った人にはあーやっぱわかるんだねという気持ちに。
結構感動したという反応があり、それに対しては本当だと信じちゃったんだー変なのという気持ちになった。
承認欲求は全く満たされないというか、そもそも嘘に対して承認を求めようという気持ちが生まれなかった。
また何を言われてもまったく傷つかなかったため、嘘松にはリスクが無いと思った。
だから気軽にやれるし無くならないのだろう。
批判もあったがそういう視点もあるのか! と思えたし意見をくれてありがとうという気持ちに。
反応に対して得るものが多く、文章でコミュニケーションしている実感が強かった。
ただどんなに真剣に書いても基本的に反応がほぼ無く、書けば書くほど辛く虚しくもあった。
だから嘘で何かしらの反応があればそれでいいのかもしれない。
本気で嘘松を続けている人がいたらその喜びを教えてほしい。
こいつは奇跡の一本嘘松