中学生半ばくらいの頃に、突然トイレが近くなったのをきっかけに、それからずっと神経性頻尿の治療をしています。とは言っても、最近は少しマシになってきました。もし自分と同じように苦しんでる方いらっしゃったら、参考になるかは分かりませんが、対処法と、自分の場合の時系列を書いてみます。
正常な泌尿器であるとお医者さんに確認してもらうことができたら、我慢する訓練をする。これにつきます。「漏れそうになっても、たとえ漏れたとしても、一分でも長く我慢する訓練」(神経性頻尿専門のお医者さん談)を行います。そしてトイレに行くときは必ず、計量カップで何ml出たかを記録する。これを何度も繰り返して、少しでも膀胱に多く貯められるように、長く貯められるように訓練します。ちなみに介護用のおむつはどの年齢の人でも履くことができますし、薄手のものであれば外からでは履いていることは全く分かりません。
中学2年生のときくらいに、突然授業中にトイレが我慢できなくなりました。多分小中学校の授業は40分か50分か、それくらいだと思うのですが、その時間我慢できなくなった。直接の理由は未だに分かりませんが、思い当たる節はいくつかありました。もう暫く前になってしまうので、詳しいことは覚えていないのですが、いくつかの病院で検査をしても異常は見つかりませんでした。異常が無いので、神経性頻尿と診断され、いくつか薬をもらいました。同じく神経性頻尿だという先生が声を掛けてくださったのですが、うまく頼ることができませんでした。今考えればもったいなかった。
高校の間も良くなることはなく、授業中にトイレに行きたいのは変わりませんでした。なおかつ高校になって授業時間も伸び、かなり辛かった。今から思えば「授業中にトイレに行けばいい」だけのことだったのですが、授業中にトイレに行くときは一言言ってから退出するタイプの授業だったのと、自分にはその発想が無かったので、仕方がないので居眠りしてやり過ごす授業も多くありました。案の定全く授業には着いていけなくなりました。
大学受験のときは、診断書を出してもらい、出願の前に連絡して事情を伝えたところ、しっかり配慮してもらえました。面接などがある試験だったのですが、面接で自分の番が回ってきたら係の人が「お手洗いは大丈夫ですか?」と聞いてくれたのがとても助かったのと、「ちゃんと言えば配慮してもらえるんだな」と分かり始めたのはこの頃です。
大学に入って、まず何よりも心配だったのは、授業時間の長さ。100分も持つわけがないと思い、診断書をまた貰ってきて担任の先生へ渡しました。その時どうすればいいか聞いてみたところ、「普段の授業は別に抜けてもいいと思う、ただ試験のときはあまり出入りしていると言われるかもしれないから、先に言っといたほうが良いですね」とのアドバイスを貰ったので、その通りにしました。具体的には普段の授業はトイレに行きたくなってきたら行く。最初は30分に一回くらい行ってました。それから試験が近づいてきたら、「自分トイレが近いんで、試験中に行くかもしれないんで宜しくお願いします」と一言伝えておきます。そうすれば試験中もトイレに立つことができて、安心できます。
1年の終わり頃に、そろそろ何とか治療をしたいなと思い、「神経性頻尿 (地区名)」で検索し、出てきた医院へ言ってみました。そこでは診察前にこれまでと同じ様な検査(尿検査など)を行い、いざ診察室に入ってみると第一声で「我慢です、我慢する訓練をします」と言われました。やはり泌尿器には異常は無いため、何度も貯める練習をして自信をつけるしか無いとのことでした。具体的な方法が「対処法」のところに書いたものです。実際に自分が実践した方法としては、大学の授業のうちの、ちょっと楽な授業で我慢する練習をしました。我慢している間は殆ど話を聞くことができないので、楽めな授業でやります。大体同じ時間が経つと行きたくなってくるので、「今回はあと1分長く我慢しよう」と決め、頑張ります。次の楽な授業では、「もう1分我慢しよう」と言う感じで、少しずつ伸ばしていきます。
100分授業は保つようになりました。ただたまにストレスフルなときは行きたくなるときもあります。試験も大体一回は抜けていますが、どの先生も自分はトイレが近いということを知っているので、気にせずに行くことができます。
ただこれが良くなった反動なのか何なのか、お腹に来るようになりました。過敏性腸症候群です。イリボーとミヤリサンを飲んでかなりマシになりますが、ストレスフルなときはお腹に来るようになってしまい、これはこれで辛いです。ストレスにめちゃくちゃ弱い。
恥ずかしいことに、最近になってやっと周りの人への伝え方が分かってきて、楽になってきました。別に僕がトイレに近かろうがなんだろうが、大して他の人は気にしていないんです。ただ困ってることはしっかり伝えたほうがお互いのためになります。特に、頻尿は「トイレに行ければ」とりあえず問題ないこともあるので、やり過ごしてしまうのも手です。しっかりトイレに行って、しっかり授業は聞くべきです。高校数学の勉強が足りず、今苦労しています…
他に同じ様な方(特に若い方、中高生の方)などが居ましたら、自分もずっと苦しんでいたのでその苦しみはとても分かります。同じ様な年齢では周りに誰に頻尿の人なんて居ないし、自分から「トイレが近いです」なんて話をしたくないのも分かります。ただ直接関わっている大人の人に話してみると、誰も悪いようにはしないはずです。是非相談してみてください。治療には繋がらずとも、QOL(生活の質)は向上できるかもしれません。それから話してみるとトイレが近い人って意外といます。高校の同級生にも一人居ました。
ここまで下手くそな文章を読んでくださってありがとうございました。書くにあたって、自分が気になったのは「また再発するんじゃないか」ということです(そういう心構えで生活してるのが、ストレスに弱い原因だとも思うのですが…)。でももしそうなっても大丈夫です、また同じ方法で頑張ります。
→映画館は車椅子席の近くがバリアフリーのため出口へ近いことが多いです。ネット予約などするときは車椅子席と動線を参考にすると、スッとトイレに行ける席が見つけられたりします。
腸の方は知ってたけど膀胱バージョンあるんだな うんこ漏らしてからそんな感じだったわ 電車とか車とかすぐトイレに行けない空間が怖かった
長文おつかれさま&ありがとう 後半自分の知ってる病気と薬がでてきてあ~っておもった うちにも両方置いてるわ 以前、大学受験のときどうしよう!っていう増田がいたけど本人かな ...
俺は泌尿器科の医者から間質性膀胱炎の検査を受けろと言われている。 が、悩んでいるうちにコロナが流行ったので病院に行ってない。