以下は私が中学校の美術の授業で経験したことである。なにせ5年ほど前の話なので記憶が曖昧である。
ある日、美術室にいた生徒全員の作品制作が終わった。先生は授業の終わりに、「作品を机の上に置いていってください。興味がある人は帰りにみんなの作品を見てから教室に戻ってください。」という趣旨のことを言った。私は興味があったので美術室に少し残って作品を鑑賞していた。もちろんさっさと教室に帰る人もいた。
さっさと帰る人たちが全員美術室を出て、美術室に残っている生徒は作品を鑑賞している人だけになった時、先生はおもむろに名簿を取り出し、「帰るときに名前を言ってください。」ということを言った。私は普通に名前を言ってから教室に戻った。
今考えると、先生のしたことはかなり反則に近いのではないかと思っている。名前を聞いたのは意欲か何かの評価に使うためだろう(仮にそうでないとすると意味が無くなってしまう)が、授業終了後の生徒の行動を授業の評価に入れるというのはいかがなものか。
評価に使わなくても、多少は興味がある人を控えておきたかっただけかも