山田太郎議員に関してはこの著作権問題以降、今後余程上手く立ち回らない限りこれで終わりだろう。
何故なら人は成功よりもこの手の裏切り行為の方を遥かに重視する。
今回の件に関してはまさにその裏切り行為そのものに該当してしまうからだ。
そして氏に投票した人間自体、これ等の規制に対して、懸念している人間が多く、特にここ十何年酷かった規制に対して世の中の人間が規制疲れをしていた事も大きい。
皮肉な事に今回の行為は特にその層に対して喧嘩を売る行為そのものである。
また自民党自体選挙時期に凍結した事もあるが、赤松氏を始めとした漫画家や出版もそれに合わせて当然反対し、山田太郎議員も反対意見を当時RTしていた。
そして選挙からほとぼりが冷めるや否や日本漫画家協会が突然ダウンロード違法化拡大を要請し、その後は談合していたかの様なスケジュールでスムーズに決定してしまった。
この事から氏はオタクや表現規制に反対する人達の味方の議員ではなく、所詮漫画家や出版業界に忖度する議員であると今回の一件で印象付けてしまった。
山田太郎議員は当時から話し合いにより妥協点を探っていくタイプの議員であるが、今回は野党議員ではなく、自民党入りした事と何より委員会の座長であった以上、その様なある程度自身で自由に決定ができる立場であるのにも関わらず、この様な結果になってしまった事に失望している人間が多いのはツイッター等の反応を見ていれば判る事だ。
以下に自身や漫画家が自己弁護や自画自賛をしようと信者や支持者が擁護しようと今回規制を行う事実が変わらない以上、支持離れを引き起こすのは確実である。
ただその支持離れがリベラル票に繋がるかと言えば大きな間違いである。
何故ならリベラル自体、その支持者がそれこそしばき隊以降オタクを裏切り、フェミニストと手を組んで、今まで一緒に規制に反対していた人達を表現の自由戦士と貶め、今も赤十字やJAの一件で現在進行形でヘイトを集めているからだ。
皮肉な事に彼等はオタクを余りに敵視しすぎた為、それ以外の状況すら見えず、オタク以外の人間をも敵に回してしまった。
その結果、投票率自体の低下を招き、自民の得票数が増えていないにも関わらず、野党が勝手に負ける状況を招く事に繋がった。
そしてそのリベラル離れを引き起こした結果、今や最もリベラルを毛嫌いしているのはその元リベラル支持者なのである。
彼等は今や保守層やオタク以上に現在の世間に噛みつき回るリベラル支持層やフェミニストに対し、嫌悪し非難を行っているのである。
これを判らず、元の層の反発を生んだ事が日本のリベラル衰退の最大の要因であろう。
これ等から今までの経緯を見てももし山田太郎議員の支持や得票数が下がったとしても何らリベラルや野党に反映される事はなく、失望した人間はただ投票に行かなくなるだけであり、投票率自体が下がる結果を招くだけであると考える。
すべてがオタク中心に回っているかのような文章 これが「セカイ系」ってやつかね