いくら空前の売り手市場でも、今年の就活生全体における自分の市場価値の相対評価は変わらない。
理系院卒(予定)・高学歴(大学受験は頑張った)・TOEIC800点以上(大学受験の副産物)
と揃えた手札も、選考における通行手形なだけで、保証書ではないことに最近ようやく気付いた。
そして先週、就活の説明会やインターンで休んでいた研究室に久しぶりに行き、
指導教員に「就活どう?もう面接までいった?』と言われた途端、何かが弾けてしまった。
就活で、海外留学行ったり、もう内定もらって就活終えていたり、
グループワークで初対面の人達相手にリーダーシップ・コミュ力発揮してたりするすごい人をたくさん見た。
みんな自信を持って堂々としている。自分は一見優良そうに見えるだけで、中身は何もないからっぽだと思い知った。
1月に入ってから、研究室の同期や就職予定のドクターがいろいろ面接受けているのと、
今年は就活の進行が早いと知っているから、指導教員もああ言ったのはわかっている。
圧倒的な自分のスタートダッシュの遅さが招いている事態なので、ただの自業自得。
高校受験もこれで失敗しているので、三つ子の魂は百までとはよく言ったものである。
しかし、「まだ面接してない」「SPI受けたことがない」「本選考ESも出したことない」と
出遅れていることに焦っている自分には、指導教員の一言が突き刺さってしまったらしい。
自分の感情を「らしい」と他人事のように考察するくらいにもうギリギリのところにいる。
就活が終わるまで耐えられる自信がない。まだ2月、もう2月。ああ。
どこの御社も口を揃えて「主体性のある人材を求めてます!」と言う。
自他共に認める受け身人間を採る優良御社なんてあるのだろうか。
就活本には「ガクチカ(学生時代力を入れたこと)は、何をしたか、ではなく、結果を数字で言え」と書いてある。
真面目系クズな23年間を送っていたおかげで、数字で出した結果なんてセンター試験ぐらいしかない。
どうもこの手の質問の回答には、「〇〇してアルバイト先の売上を**%上げた」が定番らしい。
話をでっち上げる人もいるらしく、設定を作って演じるのも一種の才能なんだなと感心してしまう。
今年はオリンピックがあるから、夏は飛行機の予約が取りづらくなる。
企業の方も、会場の確保だなんだで、それまでには選考を終わらせたがっているらしい。
こちらも蒸し暑い東京のオフィス街でスーツを着て歩くなんて御免なので、6月末には就活から離脱したいところだが、
指導教員に就活の進捗を聞かれた翌日から、研究室サボっているので、そろそろ行かないとやばい。
どうせどう転んでも世の中にあってもなくてもいい仕事して死なないためだけに金もらう以上でも以下でもないんだから適当でいいだろ。ハードルバンバン下げたって最底辺に転がり落...
せやな 少し気が楽になった ありがとう