「あ?ねぇよそんなもん」と言いたくなるが、作戦はある。
医療費と食費はタダだ。
次の生活保護費の受給日まで、入院でやり過ごすことができれば、OK。
あ、月を跨ぐときは注意して。細かいことは病院のケースワーカーに聞くことをオススメする。
あなたがもし精神科救急病棟を持つ病院に通院していれば、3ヶ月あければ、病院は受けてくれることが多い。
つまり、この仕組みは何度も使うこともできる。
さて、なぜ、こんなことをオススメするかというと、私は貴方に死んでもらいたくないからだ。
きっと、パチンコ以外でも生活の中で苦悩を抱えていると想像する。
ネットでは貴方のような行動をとる方に対して罵詈雑言が飛び交い、苦しい想いをされていると思う。
貴方は苦悩の中でとても頑張っておられる。
きっと、とても苦しいだろう。
だって、やめたいけど、やめらないのだから、こんなに辛いことはない。
だから、一人でがんばらなくてもいいと思う。
「コントロールできないこと」を認め、「1人ではどうにもならない」と認めたら、きっと楽になる。
よくなっていった患者さんたちは、みな、そうだった。
彼ら彼女らから、支援者の端くれである私は多くのことを教わった。
そして、そうでない人は、多くの人は死んでしまった。
家族や支援者の価値観を揺さぶり、「アイツはロクでもない奴だ!関わらない方がいい」と思わせる。
本人も「俺がどうしょうもないからいけないんだ」と思わされる。
そうではない。
意志が弱いからでも、気合が足りないからでも、あなたがダメだからでもない。
そう思わせるのがアイツら依存症の、手口だ。
もう一方で、依存症だと認めることは苦しく辛いことだ。
だから!
依存症治療で、有名な松本俊彦先生がその著書の中で「特に男性のアルコール依存者の典型的な行動パターンの1つに「道に迷ったときに人に尋ねることができない」というものがある」と書いている。
誰かに助けを求めることが、ある種の人たちにとっては、敗北や挫折となってしまったりもする。
大丈夫。
貴方は大切にされていい。
もっと。
今日1日をなんとかして、生き延びてほしい。
あなたが一人で頑張ることに疲れたら、「助けてほしい」と近くの支援者に手当たり次第に言ってください。
どうか、お願いします。
数を打ちましょう。
まずは、自分がコントロールできないこと、無力であると認めることが第一歩。
一人ではどうにもならないと諦めましょう。