3年前「こどおじ」という言葉はなかったと思うので正確ではないのだが、「こどおじ」になって凡そ3年が経過した。
「こどおじ」にも色々な定義があるが、私の場合は実家の子供部屋に住んでいるおじさん、でよい。母は他界しているので父と二人暮らしをしている。
こどおじになってから様々な変化があったが、特に私にとって大きいのは以下の2点である。
こどおじになったばかりの頃に血液検査を受けたのだが、脂肪肝だし尿酸値の値は9を超えているしで諸々危険域にあった。それでいて「尿酸値…たったの5か…ゴミめ」だの、「わたしの尿酸値は9.0です」だのとくだらないことを言いながらビールを毎日のように呷る舐めきった生活を続けていた。にもかかわらず今年の血液検査ではあらゆる数字が改善され、脂肪肝も解消(隠れているかもしれないけど)、尿酸値は7.2にまで下がった。
これは、出勤の際毎日40分は歩くようになったこと、そして一人暮らしのときの乱れきった食生活が改善されたお陰であろう。一人暮らしのときはたまったストレスをひたすら暴飲暴食で晴らしていたのだが、実家だと父という話し相手がいるのでそこまで溜め込まずに済んでいるおかげもある。また、自炊で一人分を作るのはなかなか難しく、つい食べ過ぎてしまうが、二人暮らしだと丁度良い量になる。
2貯金が増えた
バカ高い家賃を払わなくて済むようになったし、暴飲暴食しなくなったので食費も減った。おかげで職を失っても数年は生きていけるぐらいの貯金がたまっている。生活に余裕ができたお陰で精神的にも余裕が生まれ、仕事と関係のない勉強ができるようにもなった。
ここまでは私自身の都合に過ぎず、そんなこどおじと一つ屋根の下に暮らさねばならない父親がかわいそうだという人もいるかもしれないが、父にとっても良いことがある。
私の父は食事には無頓着な人で、放っておくと様々な栄養が偏る性質の人だ。あるときは全く鉄分が足りず貧血で入院したし、水が好きではないとかで、数日水分を一切取らずに脱水症状で入院したこともある。それが私と暮らすようになってからは一応健康体でいるようだ。
結局生活能力に欠ける人間は「自立」なんぞしないほうが良い。一人暮らしをしている友人が糖尿病を宣告されたが、私もこどおじにならなかったらそうなっていただろうとぞっとしている。
ワイは実家におるときから家賃光熱費払って食事も各自で用意してたからそういうメリットはなかったやで