2019-11-17

30歳童貞セクキャバいわゆるおっパブに行った結果

何かが変わることを期待していたのだろうか。私はセクキャバに行くことにした。

そこに明確な理由はない。ちょっとした経験になるぞとささやく私の内なる声に従った。

 

都内某所。

事前にGoogleで店を調べておき、開店時刻の15分前に店の前に辿り着く。

なるほどあそこが店の入り口か。

ヤバそうな雰囲気があったら止めようと思っていたが、まあ何とか入れそうな雰囲気はある。

まずは一度素通りし、3分ほど歩いた別の場所で、適当スマホをいじりながら時間を潰す。

少し緊張してきた。

身体が少しだけ震え、のどが渇く。事前に買っておいたペットボトルの水を飲む。

ここまで来て逃げるわけにはいかないだろう。大丈夫、私はいい年齢をした大人だ。

 

開店時刻の8分前、私は店に向かって再び歩き出した。

開店時刻の5分前、店の前に案内係と思われるお兄さんがいるのを見つけ、話しかける。

こちらは初めてですか、注意事項の説明をさせていただきます、料金はいくらいくらです。

そんなやり取りをお兄さんと交わす。

お兄さんは意外と肌が荒れているようだった。お酒を飲む人はそうなのだろうか、苦労が多いのだろうか。

そして私が説明を受けている間にも、別の客が来る。

彼らはどうやら初めてではないようで、説明不要で先に案内されていく。

 

簡単説明が終わった後、私は入り口に案内される。

そこにはすでに何名かの人たちが既に並んでいた。なるほどもう少し早く来てもよかったのか。

妙に静寂とした空間で我々は少しの時間を潰す。我々は何を求めてここに来ているのだろう。

一時の不思議な一体感を味わったのち、開店時刻となり、列は歩みを始める。

 

少し進んだところでスーツのお兄さんに料金を渡す。飲み物は何がいいかと聞かれる。

何でもいい。私はメニューの一番上にある緑茶ハイを頼んだ。

連れられてきた所で見たのは、暗い部屋に、派手でグルグル回る原色の照明。

ちょっとした非日常感が演出されている。そこでは何人かの女の子たちが立っているのが見えた。暗くて顔はよく分からない。

 

n番の席に案内され、座るように指示される。

なるほどここでサービスを受けるわけか。私はここまで来て若干の面倒臭さと後悔を感じ始めていた。

指名がなければ、複数人女の子が代わる代わるやってくるシステムらしいが、

ヤバい奴が出てきたらどうしようか。いったい何しにここに来たんだろうか。

緊張よりも恐怖の感情が強くなってきているのを感じた。

カバンはその辺に置いといていいのか、盗られないのか、そういえば紛失は自己責任だと入り口説明に書いてあった。

一人放置され手持ち無沙汰でそんなことを考えていたところ、女の子がやってきた。

 

一人目の子は、小さくて可愛らしい女の子だった。

挨拶代わりにごく簡単手書き名刺のようなものを渡された。

よろしくお願いします。甘ったるい声で彼女はそう言った。

私も名乗った方がいいのかと一瞬迷ったものの、特に名乗るべき偽名も思いつかず、よろしくお願いしますとだけ答えた。

 

文章が思ったより長くなってきた。ここからはもうダイジェストでいいだろう。

お喋りをする、手をつなぐ、太ももを触る、おっぱいを揉む、おっぱい舐めるキスをする、大体そんなところだ。

ちなみに女の子は皆ノーブラだったがパンツは履いていた。

下の方は脱がしていいのか触っていいのかよく分からなかったので止めておいた。

 

4人とマッチした。年齢層はおそらく女子大生から自分と同年代くらいまで。肌のハリで大体年齢が分かる。

まあそれはともかくみんな可愛らしかった。

座っている自分に跨るように女の子が上に乗るというのがスタンダードのようだった。

その中で一人、耳の中を舐めてくる子がいた。

耳を舐められても特に気持ちよさは感じられず、どう反応すればいいかからなかった。

の子が去った後、耳の中をおしぼりでふき取りたい衝動に駆られたが、何となく失礼な気がして止めておいた。

 

そしてすべてを通じて、勃たなかった。これはちょっと自分でも驚いた。

股間を揉んでくる子もいたが、ほぼ何も変化しなかった。少し申し訳ない気持ちになった。

きっと私は自分で思っている以上に緊張していたのだろう。

 

時間が終わり、お兄さんがやってくる。

気に入った子はいますか、延長しますか、帰りますか、そうですか。

そうして私は店を出た。入り口にはまだ人が並んでいた。ずいぶんと繁盛しているようだ。

 

日常風景に戻ったのち、私は自販機で濃いお茶ペットボトルを買い、口内をゆすぐ様に飲んだ。

口の中に他人の唾液が存在するの感じて、何となく気持ち悪かったからだ。

耳にも唾液が残ったままだ。私は持っていたウエットティッシュで耳の中を拭き取った。

潔癖症だろうか、いや口内には多様な細菌存在し、それらが耳で繁殖すれば病気の原因となりうるだろうしこれは常識的判断だ。

 

こうして私のセクキャバ体験は終わった。

何かを得られたのかは分からないし、生まれてきた感情は多分に性的興奮とは異なるものであった。

また行きたいのだろうか、もう行きたくないのだろうか、何とも言い難い。

複雑な感情と甘い香水の残り香をまとったまま、私は帰路についた。

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