2019-11-03

anond:20191103140925

吉本興業公共機関広報にふさわしくないという理由は既に書いたが、もう一つ指摘しておくべき点がある。

吉本興業自体SDGs目標を推進して来なかったことを広報においては利用している恐れがある点だ。

具体的に例を挙げよう。吉本興業は「ブサイクランキング」を毎年行っている。

ただし、恐らく時流に適さないことを知っているのだろう。吉本興業は「ブサイクランキング」徐々に規模を変え、女性部門廃止してきた。

以下にSDGs吉本興業の取り組みのPDFを挙げる。注目すべきは独特の恐ろしさがある吉本興業取締役言葉ではなく、2ページ目の女性芸人言葉である

国際連合広報センターhttps://www.unic.or.jp/activities/economic_social_development/sustainable_development/2030agenda/

上記の「民間との連携掲載PDFhttps://www.unic.or.jp/files/Japan_SDG_Comedians_Ja.pdf

この女性芸人言葉を取り上げるにあたって、ここで強調しておきたいことは二つある。

所属芸人たちが問題なのではなく、ブサイクを売りにさせてきた吉本興業問題だという点だ。

そして、吉本興業が「ブサイクランキング」を行うのは勝手だが、吉本興業不祥事も併せ、SDGs理念乖離しすぎているという点だ。

吉本興業ウェブ上で「ブサイクランキング」の結果を公開しており、この女性芸人過去ランクインしていたこともある。

また、吉本興業テレビなどでブサイクお笑いに利用し利益を得てきただけでなく、ブサイクなら笑いものにして良いという価値観も広めてきただろう。

一方で国連広報PDFでは、女性芸人に「自分に自信を持ちましょう」と言わせる。

もし、吉本興業がこのPDF女性芸人発言のように容姿バカにすることに批判的ならば、だいたい「ブサイクランキング」を行っていないはずだ。

そして、テレビからブサイク芸ができる芸人を求められた場合には、他の出し方をしろ吉本興業はいくらでも交渉をできたただろう。

不祥事の真っただ中の今でも数多くの吉本興業所属芸人テレビに出演しているのだからそれぐらいの交渉力は以前からあったはずだ。

さらに深くは掘り下げないが、元社員社長パワハラ告発所属芸人脱税疑惑報道などの不祥事が相次いでいる。

もはやここまでくれば、未だに連携している国連広報センターSDGs理解しているのかどうかすら怪しく思えてくる。

(参考サイトhttps://wezz-y.com/archives/68380

手を差し伸べるべきなのは吉本興業ではなく吉本興業所属芸人である

吉本興業問題不祥事は大きく取り上げられるが、吉本興業所属芸人への配慮はそれに比べると少ない。

国連広報センター長も例によって、吉本興業にはやたらと寛容であるのに比べ、所属芸人については一切言及していない。

SDGs労働問題も取り上げており、国連が救い上げるべきは立場の弱い芸人であることは明らかであるのに。

国連広報センター長は「元」吉本所属芸人たちこそ広報に任命するべきではないだろうか。

彼らに、お笑いとしてやってきたことと今現在やっていることをSDGsとを関連付けて動画を作れば良いのである

現に吉本興業に依頼したであろうYouTube動画の最新のものも視聴回数は5000回すら越えておらず少ない。

吉本興業SDGsへの取り組み動画『空飛ぶレジ袋』)https://www.yoshimoto.co.jp/sdgs/

それから国連という組織の大きさを利用して、吉本興業をやめたい人々に対し法的な支援サポートすればいいだろう。

この状況をむしろSDGs発展途上国問題ではなく世界規模の目標だとの周知を徹底させる機会だと捉えるべきだ。

記事への反応 -
  • 「宇崎ちゃん」の発端は「UnseenJapan」というツイッターのアカウントのツイートだった。 「UnseenJapan」は記事サイトを運営しており、日本語版の記事募集では普通に募集を呼び掛けている...

    • 前提として、まず吉本興業経営陣のお粗末な記者会見がネット・テレビで大々的に生中継されたことを思い出していただきたい。 そして、その映像を受けてギャラの配分についての所属...

      • 吉本興業が公共機関の広報にふさわしくないという理由は既に書いたが、もう一つ指摘しておくべき点がある。 吉本興業自体がSDGsの目標を推進して来なかったことを広報においては利用...

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