2019-10-26

昆虫の翅の起源

http://lab.agr.hokudai.ac.jp/systent/akimoto/lect-ent/lect4.html

昆虫の翅の起源-----有翅昆虫の最大の特徴  鍵形質 新たな生態的地位を獲得

 進化的に新しい形質はどのようにして進化してきたのか?

進化における中間段階の謎

・翅のような形質は、ごく短い段階から少しずつ大きくなったはずである(漸進的進化観)

しかし、進化中間段階には、翅は飛翔に利用できなかっただろう(中途半端構造物

・だとすれば、翅は進化しないはずである

  翅の進化をどのように説明するか?

中間段階の有利性 前適応exaptation 「翅」は別の用途で発達し、後に別の用途

(飛翔)に転用された、と考える。では、翅の前適応とは?

水生昆虫カゲロウ)のエラから起源した可能性が高い

さら祖先を遡ると、甲殻類の脚の付属物にたどり着く可能性が遺伝子の働きから指摘されている

「翅は昆虫においてエラとして進化し、後に移動のための道具として転用され、滑空の道具を経て、上昇力を生み出す形質に進化した」

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