本来、少子化が進む日本において、ナショナルチームが活躍する未来は見込めない。端的に、競技人口が減り、選手層が薄くなるからだ。しかし、そのような日本にラグビーは光明を示した。「日本」に何かしらの形で関わり、日本や日本人の人々とこのチームに貢献したいと思うようになってくれた人は、チーム日本の一員だ。見た目が、出身が、言葉がどうであれ、気持ちがある人が日本人だ。こうして志ある人を受け入れていくならば「日本」というチームは再生し、前進する。スポーツの話を政治に置き換えるのは、どうかと思うかもしれない。しかし、ラグビーが図らずともあたえた政治的影響力は計り知れない。これを目指せば良いという理想を示したからだ。
逆に気持ちのない人間は好きな国に行けばよろしい