2019-10-19

テキサス親父可哀想

「主戦場」という映画があった

従軍慰安婦問題テーマ右派左派両方の論者にインタビューして構成されたドキュメント映画

以前巷でちょっとした話題になってた本作、上映期間中に駆け込みで見に行ったんだよな

その映画テキサス親父っていう右派アメリカ人論者のお爺さんが出てきた

現在言われてる従軍慰安婦の人数はデマで、強制性もなかった!っていう右派側の論者なんだけど、彼だけはこの映画の中で特異点だった

ケント・ギルバードみたいに日本で長らく商売やってる人間ではなくて、当然の様に英語しか喋れない

一応職業動画配信者で日本右派ウケる政治的主張を載せた動画コンスタント投稿してるらしいんだけど、もちろん英語しか話せないから、傍らにいる変な日本人の右翼おっさん達が日本語訳の字幕作成してあげてて、そのおっさん達が他にも色々な日本向けの右翼ビジネスマネジメントをしてあげてるみたいだった

で、作中にそのテキサス親父日本国内の支持者と日本で落ち合うシーンがある。

どっかの空港(記憶が不確か)に集まった少数の日本国内の支持者達に歓迎されて満面の笑顔を浮かべるテキサス親父

その傍らで貼り付いたような笑顔を浮かべる例の右翼おっさん

なんかその情景が今でも焼き付いて離れない

映画の内容自体殆ど忘れてしまったのに

それでさっきWikipedia確認したら、このテキサス親父って人は定年退職後にシーシェパードの反捕鯨活動に対するアンチ動画投稿したことから日本右翼との縁が出来ていった人らしいんだよね

なんかもうその経緯から

孤独一言居士の老人が日本右翼ビジネスに巧妙に取り込まれていった過程がありありと浮かんできたよね

日本国内の政治論争って、右派左派外国籍の人の意見を珍重する傾向にあるじゃん

からアメリカ人ってだけで引っ張りだこになってさ

テキサス親父テキサス親父!って愛称で歓迎されたらそりゃ満たされるよな

自尊心とか承認欲求とか諸々が

つれーわ

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