2019-09-08

ネトゲアイドルアンチからファンになった話

 当方数年前某ネトゲに気が狂っていたオタクです

そのネトゲアバターを着飾る要素が豊富で、こだわる人は結構お金をつぎ込むほど。

ネトゲ内でバーチャルオシャレに熱中する女子中高生さら大人の姿も見受けられた。

まあ、アメーバピグって言うんですけど。

 で、アメーバピグにはちょっと特殊文化があった。

ピグアイドル」だ。かわいく着飾ったアバターたちが、手作りバーチャルステージ上で歌って踊る。

いつからそんな文化流行ったのかはわからないが、そのネトゲ内では確実な地位知名度を持っていた。

そのアイドル非公式だ。アイドルをやりたい、と思った人間メンバーを募って、集めて、歌って踊るライブだとか、ブログだとか、たまに総選挙なんか開いたりして。

そういうのを私は当時、異常だ、気持ち悪い、と思った。

なんてたって、歌って踊る、なんか言っても、実はそれは既存の歌の歌詞チャットで並べ立てて、それに合わせてアバターがそれっぽく動く。歌は脳内再生。それでも女子中高生たちには無類のウケ型をしていた。なんだろうね、今ティックトックとかやってるような層にウケてたんですよ。そういうもんに陰キャはどうしようもない反骨心を抱いちゃうわけじゃないですか。

私は抱きました。もちろんそんな陰キャたちはたくさんいて。まあちょいちょい馬鹿にする程度だったんですけど、あるときそれが爆発して。

 アメーバピグには、コミュニティって制度があって。まあギルドみたいなもんかな。誰でも立ち上げられて、メンバー募集して、各コミュニティには専用エリアが与えられて。まあだいたいいつも遊んでる連中とかで結成されて、たまり場みたいにする。

ある時「アンチコミュニティ」が爆裂に増えた。きっかけはまあ、陰キャたちの中でも名前デカ有名人みたいなやつ。といってもほとんど悪質な荒らしなんですけどね。そいつが一番有名な某ピグアイドルライブにいろいろ嫌がらせをけしかけて。いつも悶々としたいら立ちを抱えてた陰キャたちは大喜び。次々と便乗して加勢して、「祭り状態。標的になったピグアイドルたちはまあ、ほとんど無視。まあインターネット活動してて嫌がらせに反応してたらきりないですからね。それでも、ちょっと叩いてみればブログ画像はどこどこの盗用だとか、メンバーのこいつは未成年だとか、(当時のアメーバピグは18歳以上は禁止ということになっていた)まあ、活動しているのは若い女の子たちなので、叩けば叩くほどホコリが出てくる。集中攻撃を受けてメンヘラムーブかましメンバーも出たりして、陰キャたちは大盛り上がり。

 アンチブログというのも次々立ち上がった。叩いて出たホコリを延々と紹介する。最初年齢詐称だとかメンバー暴言だとか、まあしゃーない、と思うような内容だったが、次第にゴシップ誌みたいなウソホントかわからない情報まで流されるようになってきた。

 やがて飽きる陰キャも次々出てきた。私もその一人で、やがてアメーバピグ自体をやめた。

 そうして年月が経って、アメーバピグも終わるらしくて。ふと思い立って、あのとき熱心に覗いては粗探しに励み、荒らし活動に励んでいた某ピグアイドルブログを覗いてみた。

更新は止まっていた。三年ぐらい前に。どうやら他メンバーも音沙汰なしになっているらしい。まあ、アメーバピグ自体そのころは既に出会い厨小中学生ニートしかいない「オワコン状態だったので、自然消滅してしまうのも、仕方ないと思う。むしろ今もやってたらビビたかも。

 当時一番、ファンからアンチからも人気のメンバーであった一人のブログを見た。彼女はどうやら実家が相当太いらしく、日々豪遊の写真ブログに挙げられていた。当時の私たちはやれ捏造だ嘘だ流用だと叫んだが、具体的な証拠はなかった。更新は、やっぱり三年ぐらい前に止まっていた。

 私は彼女ブログを見返した。

正直、推せると思ってしまった。

なんてたって彼女は、ネトネトした感情を並べ立てることなく、ただただ人生を楽しんでいる。金と時間を潤沢に使って、目いっぱい楽しんでいる。たとえそれが親の財産だったとしても、豊かに育てられた彼女は楽しかった!ウケる!とかキラキラした感情を出力している。キレイものでできている。私たちの届かない世界暮らしている。最終更新には、今はNY学校に行ってる、と書いてあった。

 どんな形であれど、人気者になる、というのはすごいことだ。それがどんな稚拙ものでも、人が集まるなら一定の魅力がある。

ピグアイドルにはアンチも沢山いたが、ファンも沢山いた。たとえそれが小中学生女子であっても、夢を与えてワクワクさせている。そんなこと小手先じゃできない。し、バカにする連中だってたくさんいる。そんな声に負けずに続けていくのは相当難しいだろうし。

 本当最近Twitterぐらいしかやってないんで、陽キャインターネット文化にはよわよわなんですけど。ティックトックしか知らないんですけど。あれもね、すごくいいと思います。なんてたって誰もがスターになれるんですよ。そこで人気者だったら、そりゃまあすごいことだと思う。だって私が昔魂込めた小説なんて一日3PVぐらいで、そんで三日で挫折しましたもん。

 表現者っていうのは続けることで確立されるってどっかで読みました。続けることはなんだって難しいです。

 どんなにくだらなくても、黒歴史でも、馬鹿にされそうでも、若いうちになんか続けときゃよかったなあ、って思ってます若いうちって中高生ぐらいですかね。その頃の私っていうのはインターネット陽キャムーブアンチ活動必死で。なんも生産性ない奴なのにね。

 なんか表現として続けられて、それで誰かのハートを掴んだっていうのはすごいことです。神さまになるみたいなことです。

神さまになりたかった。冷笑する態度を続けてると創造インスピレーションっていうのがみるみるしぼんでくんですよ。脳の架空オタクアンチしてくるんです。それでなんも考えられなくなる。

 インターネットでなんかやってる皆、みんなみんな愛してるぞ。

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