2019-08-31

映画ロケットマン』を観てきた

さっき、映画ロケットマン』を観てきた。

エルトン・ジョンがその栄光の影で、ドラッグや酒に溺れお世辞にも幸福とは言えない状態経験し、そこから立ち直る様を描いたお話で、『ボヘミアン・ラプソディ』(監督も同じだしね)や『エディット・ピアフ愛の讃歌〜』とかそんな流れの映画だ。

こういった類のストーリーを見聞きしたとき僕は、多くのファンがいても孤独を感じるんだなとかどれだけお金があっても愛は手に入らないものなのかなといったぼんやり浅薄感想に終始していた。

でもこの映画エルトン・ジョンを見て彼らがなぜ孤独に取り憑かれて様々な依存症へと転落していくのか、なんだか腑に落ちるものがあったので頭の整理のために書き記しておく。

僕のような凡人も、当然日々人並みの孤独を感じて生きている。

それは僕が、人見知りのコミュ障で、才能もないし、お金もないし、成功もしてないし、顔はぶさいくでモテいからだ、とかまあ永遠に列挙できるんだけど、

そういった欠陥によって僕は絶望をを回避できている。

お金持ちになったら、イケメンになったら、仕事成功したら、誰かの愛を勝ち取って幸せになれるんじゃないかって恥ずかしながら思ってる。

でも、もし上記が全て解消された状態でも孤独だったら?

もう孤独は、解消することは不可能に思えるだろうし、何かしらによって紛らわせ逃避するばかりになるのだろう。

やっかいなのは孤独大勢に愛されれば解消できるものではなく、自分が愛してもらいたい人に愛してもらえないと意味ないということ。

そして、顔や才能や財産きっかけに人を好きになることはあれど、根本的に愛って損得やリーズナブル理由を超越した絆を意味するものから

やっぱり持ち物が少ないほうが愛を感じやすいのだと思う。

すべてを手に入れて多くのファンに愛されているのに、お父さん、お母さん、好きな人自分に向き合ってくれないの?とか、もうしんどい

これ以上どうすれば・・・打つ手なし、絶望

なんつって、ここに来てすごく当たり前のことを書いてることに気づいちゃったw

映画自体はめちゃくちゃ良かったから、ぜひ見に行ってくれ。

Your songが生まれるシーンなんか実写版幸福って感じで、心震えた。

悲しい映画じゃないのに、僕は観終わったあとなぜか激烈に寂しくなったから、これから観に行く人はだれかと一緒に行くことをおすすめする。

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