https://note.mu/beatangel/n/nb97e6f0ef9d6
これ読んでて思い出した。
社会人になってからとある趣味の習い事というかワーキンググループみたいなものに参加してみた。
それはインドアな趣味なんだけど僕は自分で言うのもなんだけどそれに関する才能というか適性があるし
何よりそれが大好きなので昔からずっとやってた。
なのでそのグループでぶっちぎりで上手かった。というかほとんどの分野で先生より上手かった。
その価値観の中で一番だった。
そしたら明らかに女性にもてもてになった。そのグループ内でだけ。
最初は技術的なことを聞きたくてやたら接触してくるのかと思ってたけどそうじゃなくてモテた。
ああこんなにモテるのかとなんかびっくりした後恐ろしいというかおぞましい気持ちになった。
僕はモテモテじゃなくて1人の女性となんかこうよく知りあったり付き合ったりしたいしそれがモテるだと思ってたんだけど
実際に体験したモテるっていうのはそうじゃなくて急にウワッとくる感じで
よってくる相手を次々に消費するような欲望を持ってる人なら楽しいのかもしれないけど
そうじゃない人間にとっては「なんだこれは…」という感じでしかない。
社会人になってからそういう集まりに参加することの動機の1割ぐらいは彼女が欲しいとか婚活したいという思いがあったけれども
それはなんかこう1人の人と気が合って徐々に仲良くなってみたいなことをイメージしてた。
逆にモテない場ではなんにもない凪だ。
要するにモテというのはコツコツ真面目に誠実に取り組むとか、人格的なつながりを求めるとか、そういうことがあまりにも報われない場所なんだ。
あの人もそこに強いショックを受けて、だからあんなに露悪的に「相手を人間と思わずマーケティングみたいな発想でモテましょう、それが効率的です」という極論に辿りついちゃったんだと思う。