2019-08-19

[] #77-1「コラえて地獄

さあ、今週も始まりました『コラえて天国』。

ガイドブックでは伝えきれない町の魅力を、住人との交流を経てお伝えして参ります

今回の町はここ『アノニ町』。

はてな市にあるこの町は観光街として親しまれております

以前も取材に来ましたが、今回はディレクターのみでお忍び。

ノニ町の新たな魅力を見つけることはできるのでしょうか。

一緒に覗いてみましょう。


駅に降り立つと 早速ディレクターが何かに気づいた様子

――あ あの子

以前もこの町で出会った少年発見

石の水切りを独特なフォームでやっていたのが印象深く ディレクターも強く記憶に残っている

この日は同級生たちと遊んでいた様子

――こんにちは 久しぶりだね

少年:え、だ、誰?

しか少年 ディレクターの顔を覚えてない

――ほら あの川原で遊んでたでしょ 兄弟

少年:し 知らない……

大男:人さらいめ そこまでだ!

保護者らしき男性が 鬼気迫る表情でこちらにやってくる

――痛いイタイいたい!

謎の男性:神妙にお縄につけ! 法の裁きを受けよ!

サブミッションを極められるディレクター

このまま放送事故になってしまうのか?

???:待て待て、シロクロ! 判断が早すぎ……ん オッサンどっかで……

――あれ……双子

静止に入る少年の顔を見てビックリ

あの時の少年が二人!?


少年に何とか場を収めてもらい 話を聞くことに

――え 双子じゃないの!? すっごい似てる

あの時に出会った少年はマスダくん

ディレクターが話しかけていたのはドッペルくん(?)というらしい

どうやらディレクター 本当に知らない子に話しかけていた

――本当に似てるねえ

マスダくん:こいつ変装の達人だからな 特に俺のモノマネは仲間でも間違うことが多い

――へえ それだけ似せられるのは やっぱりマスダくんには憧れてるとか

ドッペルくん:え えーと……

マスダくん:いやー むしろ憧れてるのは俺というより

ドッペルくん:わー! プライバシーポリシー

なんだか複雑な事情がありそう

彼らも個性的で気になるが 今回はあくまで町の魅力を知るのが目的

今回はプライベート観光ということにして 番組のことは伏せつつ 隠れた名所を尋ねる

――アノニ町で どこかい場所知らない?

マスダくん:いるよな こういういい加減な問いかけをして 引き出そうとしてくるタイプ

耳当てをつけた少年:(質問が)漠然としすぎてます 僕たちにそんなこと聞いて何を期待してるんですか

一癖ある受け答えをしてきた少年はミミセンくん

どうやら仲間の中では司令塔のような立場らしい

――えーと……

少女:私 教えてもいいけど 何の権威もない子供評価をアテにするより ガイドブックでも読んだ方が参考になると思うわよ

尤もなことを言ったのはタオナケちゃん

そんな子供たちから予想外のカウンターをくらい たじたじのディレクター

まらずシロクロと呼ばれている 保護者らしき男性に助けを求める

――すいません 上手いこと説明してくれませんか?

保護者男性:ノー オア ノー! インポッシブル

マスダくん:シロクロに聞いても無駄だぞ 俺達の中で一番アタマ悪いんだから

保護者ではなく 歳の離れた彼らの仲間だったらしい

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