2019-08-15

N国党立花氏がブッ壊すモノとマツコ氏について

長くなったので文章の結びを先に記す。

  

立花氏はNHKを本当に壊そうとは思っていないだろう。彼はNHKを彼の中にある公共放送としてあるべき姿に変えようとしているのだ。今は「ぶっ壊す!スクランブルだ!」と言っているがこれは小泉・橋下を下敷きにしているだけの立花劇場の一部であって、「ぶっ壊す」や「スクランブル」の本質NHKの大幅な値下げと集金人という徴収体制破壊なのだろう。ではどうやって実現するのかと言うと、彼が自身動画で度々主張している事ではあるが

  

NHK上層部人事権総理大臣に握られているので政権与党忖度せざるを得ない問題

広告会社NHK癒着による世界スポーツイベント放映権が高騰している理由

NHKの元職員広告会社等の関連企業天下りしている問題

その他様々な内部不正枕営業等々

  

まりNHKを取り巻く政治と金と女の問題を正せば結果はついてくるというのが立花氏の狙いなのだと思う。でもまだ彼はこの話をテレビではしたがらない。「それは『かしこ』(関西で賢い人って意味かな?)の話ですわ」とケラケラと笑いながら「ぶっ壊す!」とはぐらかす。

  

もっとも今の状況でマスコミでそんなことを言おうなら尚更相手にされるはずがないので、現在勢力の拡大に努めているのだろう。立花氏は金と交際関係オープンにしているが、それ故に揚げ足をとる過熱取材が始まる前に路線を変更して、政治家然としてとして振舞った方が安全だと思うが、そうなると没個性となり確実に露出が減ってしまうので難しい所だ。

  

ここから開始

  

数年前より立花氏を見て来た者からすると、最近立花氏は無名バンドが1発当ててメジャーになっていくような寂しさもあるが、私は支援者でも支持者でもないので純粋に興味の対象として見ている。自分と違う考えをしている人の意見を聞くのは楽しい。ちなみに私がNHKに興味を持ったきっかけは、学生時代古本屋で見つけた本多勝一の本であったが今回は関係ないので語らない。

  

さてマツコ氏は今までタレントとして優れたバランス感覚武器に、世間的に叩きやく反論の出来ないモノを叩き、本当の権力者弱者とされる世論上の強者には言い淀んで明言を避ける芸風で人気を博してきたのだが、今回は立花氏に対して対応を間違えた感がある。

  

今回のN国党の躍進について一部のマスコミが「有権者がふざけて投票した、冷やかしで投票した」からだと批判しているが、立花氏は約100万票を集めた政党代表であり国会議員であり、今まで一部は他の党にマニュフェストとして存在はしたが軽んじられていた民意を掘り起こした当事者でもある。

  

そんな彼の支持層批判する事は選挙のたびに「政治を変える為に投票に行け」と呼びかけながら、いざ意図しない結果が出てしまうと「馬鹿投票に行くな」等と手のひらを反す一部のダブスタ野郎と同じなのだ

  

『例えふざけてようが1票は1票なのである馬鹿の1票は価値が低いと言うのであれば、それは人権問題だ。』

そもそも宗教的気持ちが悪いのがダメなのであれば、もっと先に叩くべき政党があるだろ』

『既に権力を持ってしまった相手は叩けないのか?』

『それともNHKとは個人所属事務所利害関係にあるから叩けないのか?』

テレビ大金を稼ぐ事によって権力側になってしまった』

  

と、容易に扇動できる話題に(世論迎合する形で弱い相手しか叩かない)毒舌キャラで噛みついてしまったのが今回のマツコ氏の失敗なのである。今までのマツコ氏なら野党議員に対しては「でも国会議員でしょ?私、怖くて何も言えないわ」とお茶を濁しそうなものだが、立花なら勝てると踏んだのだろう。散々マツコ氏を弱い相手しか叩けないと書いてはいるが別に彼を侮辱しているわけでもないし、毒舌タレントやそれを有難がるマスコミに一石投じてやろうなんて思ってはいない。そういう人間からテレビで引っ張りだこなのである。彼らはタレントとしてビジネスマンとして素晴らしい。何でもかんでも噛みつく人間だと危なくてテレビに出られない。

  

幸いな事に立花氏は投票した有権者謝罪して欲しいと言っているので、マツコ氏は有権者にの形式上コメントを出して「でも立花は嫌いだ」と明言したらいい。相手にもこういう逃げ道をちゃんと用意している所が立花氏らしいというか、誘導するのが上手いなと思う一方。当のマツコやテレビ局は見え透いた手に気づいていてもプライドが許さないのだろう。

  

立花氏は過激言動やエネルギッシュな行動力を持った厄介おじさんであるが、謝罪した人物に対しては振り上げた腕をすぐに降ろす浪花節おじさんでもあるので、早く終わらせた方がいい。

  

マジで番組内で「有権者馬鹿にするつもりはなかったのよ。気分を悪くしたらごめんなさいね。でも立花さんの事はあまりきじゃないわ」と言えば終わる。それだけの話だ。

  

そもそも謝罪等しなくても番組に呼んでマツコと話せば、彼のトーク術で立花氏はある程度満足して帰って行くと思われるので、今回の問題は先に手を上げておきながら反論の機会も与えずにその上コメントをなかなか出さなかった番組側にも問題を拗らせた原因はある。タレントを都合よく使うだけではなく、問題が起きたらきちんとケアする事も必要なのではないか

  

もっとも、問題を長期化させN国党の露出が増えれば増える程、立花氏の思い通りだ。「悪名が轟いた所で」という人もいるだろうが、N国は露出が増えれば勝ちだと本気で思っている。今現在政見放送に出演し選挙活動を行う事を目的県知事選立候補している。まず自分達を知ってもらえないと戦えないと腹をくくっているのだ。

先日もN国党が選挙妨害を受けたとして、逃走する妨害者を私人逮捕した動画ネット上で物議を呼んだが、たぶんN国はもっと話題になって欲しいと、出来ればニュース番組で取り上げて欲しいと思っているだろう。

  

そして彼らは数週間で終わる選挙供託金やその他の選挙費用を失うより、例え民事裁判が長期化して負けても売名や広告収入が増えた方がコスパが良いと思っているだろう。政治には金が必要だというのをハッキリと言えるのが立花である。そういう意味では広告収入NHK裁判を行っている人のサポートに充てると早々に宣言した立花氏はやっぱり上手い。金を必要以上にもって形上の強者にならないように心がけてる。

  

今後アンチ立花氏による広告剥がし運動が激化するのは想像に難しくないが、考え無しで立花氏が動く事は考えづらいのでその点も何か策があるのだろう。

  

一方、今回の件で立花氏に失望したという声もあるが、この人は以前からこうである。N国を知っている人からすると常識であるし、支持している人からも「もうちょっと大人対応をして欲しい」という声は根強くあるが「我々は命をかけているのだ」と聞く耳を貸さない。

  

そもそも立花氏をはじめN国の党員は今まで時間を持て余した無敵の人からストーキングされたり脅迫電話を受けたり選挙妨害日常的に受けてきたので、さっさと物理(刑罰のある法)で殴る方が早いと攻撃力に極振りしてきた歴史が今の彼らを形作っているのだろう。

  

今まではそれでよかった。なぜなら彼らはメディアから完全に無視された存在だったからだ。でも今後はそうもいかない。一度潮目が変わればどんな些細な言動や行動も致命傷になりえる。ここは金持ち政治家がカップラーメンの値段を知らないだけでブッ叩かれる国なのだ

  

また立花氏については何度も「元交際相手立候補させている」という批判が行われてるが、立花氏は「当時のN国なんていう無名で変な政党から立候補してくれるのなんて、彼女しかいないですよ」とカラッと笑いながら答えているが、今後はそうもいかいかもしれない。今後は立花氏の過激言動と合わせて、氏があえてクリーンである証明としてオープンにしている金と女性話題をおどろおどろしく報道されていくのではないかと思う。

  

立花氏も今はまだ意に反する報道等に対して抗議活動を行う事が出来ているが、これが全メディアに飛び火してしまったら立花氏やN国党のリソースでは対応しきれない事は明らかである。そうなってしまえばいよいよ「NHK問題はどうしたのか!スキャンダラス話題ばかりだ」と批判が加速していくだろう。そうなると最初に書いた問題が日の目を見ずに消えていくことになる。

  

とここまで書いた所で、既に私も立花氏に夢中になっていることに改めて気がつかされた。

立花孝志は怖い男である

  • anond:20190815104220

    NHKのような強大な権力を持って横暴を働く組織を変えようと思ったら立花のような毒が必要なんだよ もちろん毒はどう作用するかわからんし制御もできん

    • anond:20190815105358

      強大な権力を持って横暴を働く組織が二つになっただけですが…

      • anond:20190815105746

        立花とNHK戦う毒だぞ それ以外の何かを求める方が悪い 毒に触れる奴が悪い

  • anond:20190815104220

    この人、関連訴訟で勝ったことあるのかな wikiにはそういうマイナス面は一切載っていないみたいだけど 摂津の渡辺代議士とやりあってなかったっけ

記事への反応(ブックマークコメント)

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