2019-06-30

「熱しやすく冷めやすい」が時々つらい腐女子の話

タイトルの通りだが、私は熱しやすく冷めやすい。

かれこれ十年以上、腐女子として生きてきたが、その間にジャンルCPをいくつも移動している。

大小さまざまなジャンルCPを通ってきたし、特に熱を上げた時には本を出すこともある。

そして有り難いことに、ネットSNS投稿した作品頒布した本に感想をいただくことも少なくない。

創作活動交流を楽しむうちに「このジャンルCPにハマってよかった」と実感するし、いつも巡り合わせに感謝する。

だがどれだけ大好きであっても、三年以上熱が続いた試しがない。長くても一年程度で一気に冷めてしまう。

ある日突然、何の前触れもなく、愛が消える。冷めた理由のわかる時もあれば、全くわからない時もある。

私にとっては、ほとんど天災のようなものだ。

ジャンルを移動すること自体は、別に珍しいことじゃないと思う。

人間、生きていれば好きなものは増えるし、好きだったものが嫌いになることもある。

ただ、私の場合はその周期が人よりも短いように思えてならない。

下手すれば、一ヶ月くらいでそのジャンルCPに飽きることもある。

まりにも飽きっぽいから、たまに「私は頭がどこかおかしいのかもしれない」と疑いたくなる。

それでも根本的に何をどうすればいいのかわからいから、結局またジャンルなりCPなりを移動してしまう。

仕方のないことだと理解していても、以前好きだったジャンル作品に少しも興味が持てなくなるのは、本当につらい。

その時好きで買った本やグッズを見ても何も感じなくなるのは、大切なものを失ったかのように感じる。

楽しく会話できていた方々と、話が合わなくなったり興味が持てなくなったりするのもこたえる。最悪、縁が切れることもある。

繊細すぎるんじゃないか、と自分自分を笑いたくなるが、かつて在ったものが跡形もなくなる喪失感はいつまで経っても慣れない。

私もいつか、残りの一生を懸けるくらい、一つのジャンルを愛し抜いてみたい。

きっと叶わないであろう願望を抱きながら、いつか今のジャンルCPも冷めてしまうのだろうかと日々怯えながら、それでも私は今いる場所が「好きだ」と言うしかないのだ。

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