有名作家、Amazonに投稿されたネタバレレビューに悲痛な叫び - Togetter
Amazonで、ミステリ小説の犯人すら明かすネタバレレビューを繰り返し書き続けてた奴がいて、作者から削除するように頼まれてもなぜかガン無視で絶対に消さない、って問題。
普通の人間の常識的な感覚から見れば、不快だしイミフだしさっさと消して謝れよとしか思えない話だろう。俺も、作家や読者が気の毒だとは思う。
だが、俺はこのネタバレAmazonレビュー野郎、ヤボ夫のことをどうしても批判できない。なぜなら、俺自身がこれまでずっとヤボ夫のレビューに助けられてきたからだ。
自分で言うのもなんだが、俺は貧乏だ。本は好きだが普段はブックオフに頼っているため、小説一冊ラノベ一冊でも新品で買うとなれば、それだけでちょっとした決断になる。もしもクソ作品をつかんだ場合、本を買う金に困らない人間の場合とは比べ物にならないほど大きなダメージを受けてしまう。
だから、気になる本を見つけたらまずは感想やレビューの情報を漁る。独自の鋭い視点などは一切要らない。とにかく少しでも詳しく内容を説明しているものが好ましい。
もちろん俺だって、小説は本来つまらない先入観無しの新鮮な気持ちで読めるのが一番だと思ってはいる。しかし、金をドブに捨てるリスクと秤にかけると、そんな綺麗ごとはとてもじゃないが言ってられない。
その点、ヤボ夫のレビューは批評としての価値はゼロだが、俺の目的にはぴったりだ。何しろ、あらすじというか、物語の内容を一から十まで念入りに説明してくれるのだから。上に挙げた、ミステリの犯人の名前まで書いてしまうというのは決して今回だけの例外ではない。ヤボ夫のレビューはほぼ全てがこのレベルの、まさに野暮なネタバレ全開になっているのだ。
レビューとしてはどう見ても異常でも、そんなことは圧倒的な有用さの前には関係ない。Amazonで活動しているのも、わざわざ他のブログやら読書メーターやらにネタバレ感想を探しにいく手間が省けて助かる。俺のようなあらゆる意味で余裕の無い人間には、ヤボ夫の野暮レビューが必要なんだ。
現にネタバレされて困っている読者が存在して作家からも直に文句を言われてるんだから、即座に削除して以後二度とレビューを投稿しないと誓うことこそが人間として当たり前の対応だということは分かっている。それを意地でもやらないヤボ夫がボコボコに叩かれるのも仕方ないことだ。それでも、ただの身勝手なわがままだが言わせてほしい。
おまえの懐事情なんてどうでもいいわ
面倒くさがらずにネタバレサイト使えよ
事前の評価が全く不要ならアマゾンレビューを見なければいいだけ 本は安売りもないからわざわざアマゾンを見て文句を言う意味が分からない