2019-06-24

2.5次元俳優イベントに行ってなんか違うなと思った


結論を先に言うと

私は疑似恋愛したいわけじゃないし

俳優オモチャにしたいわけでもないことに気付いた

結論、この界隈は私の行き着きたいところではないことに気付いてしまった

私は元々演劇を見るのが大好きだった

でも特別好きな俳優劇団があるとかではなくて

人に誘われたりしたらなんでもホイホイ見に行っているタイプだった

頻度は月に1、2回だろうか

子供の頃からだったのでほとんど習慣と化していた

その中で2.5を見る機会があって、最初は「なんか金はかかってるのに演者レベルが低い」と正直に言うと思った

もっとかけられる予算が少ないけど演じている人の熱意が強い作品もあるじゃないですか?)

でもしばらくした後に映像でその公演を見かけて、その時に彼らは見違えるように成長していた

私は(あ、これが面白いんだ)って気付いて2.5に通い始めた

原作はあまり知らないものが多かったが

演劇を始めたばかりの新人だった子たちが通う度に成長していく様子に楽しさを覚えた

あとみんなめっちゃ美形だから目が幸せだった

この感覚は2.5以外の演劇ではあまり感じられない機会だった(おそらく2.5以外で演劇やってる人達ってその大半が「演劇がやりたい」って強い気持ちでやってるから技術的な不足を感じることが少なかった。2.5の俳優ほとんどは元々は演劇がやりたいという動機でこの世界に入ってないんじゃないだろうか?技術的な不足があることが新鮮で面白かった)

そこからなんやかんやあって1人の俳優が気になりはじめた

彼は真面目で人一倍努力であるように見えた

めきめきと成長をみせる彼にいつも感動させられ、その姿勢人間的に尊敬できると思った

彼は見た目がよく、出身大学も有名な大学だった

でも夢があり就職せずに芸能事務所に入ったと言っていた

そんな彼の個人イベントがひらかれることになった。同じ人が好きなまわりがみんな行くというので行きたいかもしれないと思って行ってみたんだけど

(サラっと行ってみたと書いたがチケットはかなりの争奪戦で、転売から買ったわけではないがなんやかんやでそこそこの金額を払った)

行ったら会場には着飾った若い女の子たちがいっぱいいた

その前から彼の出演する他の劇場には身綺麗にした女の子たちがたくさんいて

それ自体には良い印象を抱いていた

でもその会場にいた女の子たちは「身綺麗」ではなく「華美」で、なんかその着飾り方が下品で安っぽくてアホみたいだった

ロリータ1歩手前のどこで買ったのかわからない3800円くらいで売ってそうな安っぽいワンピース(後述するが服が安っぽいのが悪いんじゃないからそこは誤解しないでほしい)

そんな女子とたちの会話が漏れ聞こえて来た

「たくさん通って推し俳優くんに覚えてもらわなきゃ!」

彼女たちはいわゆる「ガチ恋勢」なのだろう

それを知った時、私はこのアホみたいな女子チケット戦争してたのかと思うとばからしくなってしまった

このアホみたいな着飾り方した女の子俳優と繋がりをもって彼女になりたいと思ってるのかもしれないけど

当たり前だけどすでに彼女はいるだろうし、この中から彼女を探すとは思えない

(とくにその俳優さんは真面目でファン女の子に手を出さなそうタイプだった。実際にもそういう「繋がりをもってくれない」「硬い」「同性の友達でも普段から付き合う人を選んでいる」と“繋がりたい”ファン界隈から噂があった。私はそういう生真面目なところに好感を抱いていたし、魅力を感じていた。絶対ファンに誠実でいて欲しいと思っているわけではないが、たとえ見せかけだけだとしてもそういう姿勢でいてくれることに人として尊敬できると思った。たとえばアルバイト店員に置き換えたら裏で客の悪口を言っていたとしても、表で真面目に接客していたら、私は店員として優秀だと判断する。裏で悪口を言っているのを知っても、店員としての職務を十分に果たしてくれているなら私はそれでかまわない。それと同じだ)

そのためにするのが3800円の下品ワンピースで数万するチケット(何割か、結構割合転売に出されていたのに席は満席だったから何割かは10万近くの金を出していたのだろう)を買うこと??

もうなにもかもズレズレでよくわからない

そして輪をかけたように彼女たちは語り始めた「私たちみたいにオシャレしてきてない人たちなんなの?ダサい。そんなんじゃ認知されない」(お前の方が勘違いダサいわ!

好きな原作アニメタイトルが好きで2.5からその俳優イベントに来た人が言った「オシャレしてないオタクがちらほらいる〜」(お前もたまたま2.5に行き着いただけの元2次元オタクじゃねーか!)

もうみんなバカじゃねーかと思った

いや、バカなんじゃないんだよな

なんか“幼稚”

オタクを脱してオシャレに目覚めたとたん(それも勘違いオシャレ)普通カジュアルな格好の人をdis

女子中学生かよ〜〜!!!

いや彼女たちのファッションをそんなにdisりたいわけじゃない

(正直なところ数万のチケット買ったりグッズを買い漁るならそんな安い服じゃなくて1着5万前後上品で華やかなワンピースくらい買えよ!と思うけどファッションをメインに叩きたいわけじゃないからこの件は終わる)

でも俳優くんがアホな男だったらこの若くて3800円ワンピ女の子簡単に落ちてしまうのかなと思うと

なんかも〜男も女もレベルが低いというか

私はきっとこの子たちとかなり年が離れているせいかそのレベルの遊びに興味示せないというか

その疑似恋愛ごっこには全然興味もてないんだよな〜

ってことに気付いてしまった

(非ガチ恋勢をdisするのも意味わかんない。ガチ恋したいならそういうダサいと感じる人はライバルになり得ず都合のいい存在なのではないか?結局恋に恋しているのだ。推し俳優のために努力する自分が好きなのだ

若手俳優界隈がガチ恋営業だとかそういう話も聞いたけど

あんまりそういうことしなさそうな真面目そうな俳優さんにも、こういうリアコまがいの勘違い女がたくさん沸くことにげんなりしてしまった

の子たちは彼の何が好きで来ているんだろう?

どこに目をつけて見てたら真面目に仕事する彼に、覚えてもらいたいとか繋がりたいとかそういう感情が出てくるんだろう

どこに魅力を感じているのか?

それが判明するのはイベントの後だった(イベント自体は楽しかった。推しくんは今日も頑張っていた)

イベントの後に同じ人が好きな人数人で居酒屋に集まった

イベントの内容を楽しく振り替えるさなか、一人の子が言った

推しくん、まだ○○の夢あきらめてないんだね」

イベントの中で彼が言っていた。2.5俳優ではない別の本来の夢を叶えたいと。

そのことに触れて彼女は言った

「はやくあきらめてほしい」

するとその席にいた私以外の全員が同意し始めたのだ

(え)と私は思った

意味がわからなかった

続けざまに他の子が声を上げた

「ずっと2.5次元俳優だけをやってほしい」

私の違和感は強くなった

私は彼の人間的な部分に感銘を受けて好きになった

彼が望むなら、今は2.5俳優経験を積んで、ゆくゆくは本来の夢が叶えてほしかった

その同調の流れに私は黙り込んだ

それから私は2.5界隈がわからなくなった

2.5の深い部分は、3次元の男を知らない女たちの幼い恋愛ごっこなのか

若手俳優たちに求めるものは、彼の幸せではなく、自分たちのコスプレオモチャでいてくれることなのか

もちろんみんながみんなこうではないと思うけど

なんて残酷なんだろう



私には某有名アイドルグループにハマっていた時代もあったが

2.5の女の子たちより全然ガチ恋勢の男の子も少なかったし

かにアイドルを「人間的に尊敬して推している」人たちが多かった

ましてやアイドルの先にある本当の夢を「あきらめてほしい」なんて言う人はいなかった

あーあ。

しかった2.5が楽しくなくなっちゃった

もう似たようなイベントチケット5,6枚とっちゃったよ

どうしようかな

俳優くん自体は頑張ってるから応援したいけどなあ

  • うんち

  • 五十歩百歩 私は彼の人間的な部分に感銘を受けて好きになった お前が一体何を知ってるというんだ。

  • 純粋に作品を楽しめなくなってきたらもうあなたは顧客じゃないってことだよ 他の客の動向が気になって楽しめなくなったらもう卒業時では

  • 今日も女はめんどくさい

  • 好きな役者のイベント行ったのに周り気にしすぎ。自分に自信がないからって周りの粗探しすぎ。自信持って自慢の推しですってできない理由見つかって良かったね。

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