2019-06-21

ドラフト1位はドラフト1位でしかない

八村選手NBAドラフトで一巡目指名を受けたことについて

正直バスケはあまり興味がないのでどれくらい凄い事なのか分からないが、今まであまり日本人トップ集団に入ることがなかったスポーツにおいて、一巡目指名と高い評価を受けることは日本スポーツ技術向上を表している面もあって非常に好ましいニュースだと思う。


一方でこのニュース

日本人アスリートの格としては大坂・マー様・ゆづきゅん錦織大谷の次くらいには一気に躍り出た感ある

というコメントが出たことがすごく気になった。(一応言っておくが、この話題について、この人のコメント特別気になった、というわけではない。)

前々から野球が好きで大谷翔平選手評価の時にも、こういった「ポテンシャル期待値」と「結果を出した選手」を同じように評価して並んだとか言われていた事があり、前々からちょっと気になっていたので、この際にちょっと書く。


自分が『ポテンシャル』と『結果』を別に評価して欲しいと思うのは、トップあくまで結果の世界である事、そして期待値というのは色んな誤謬が混じっているという2点からだ。

ポテンシャル誤謬に関しては我々はあまりに目に見える情報特に単純な運動能力過大評価する傾向があるように思える。)

少なくとも自分が好んで良く見ている野球世界ではドラフト1位が必ずしもトップ選手になれるわけではないし、ドラフト下位が活躍できない訳でもない。大学高校と言ったアマチュアで素晴らしい成績を出した人が必ずプロ活躍できるわけではない。色んな要因があってその中で”結果を残し続けた”人がトップアスリートとしての名誉を手に入れることができるんだと自分は考えてる。だからまだ、数年にわたって結果を出しているような選手比較は出来ないと思う。

恐らく一番適切な言葉は「ドラフト1位は確かにすごい事だが、それで結果を出した人と比べてしまうにはあまりにも時期尚早だ。」あたりになるんだろうか。


いくつか余談。

年棒ベースで4億も貰ってる!というなら錦織はその10倍(40億)近く、マー君は5倍近くは貰ってるはずだし、(彼もまた評価するには年数が足りないが)大谷制度上の問題がある。それに4億以上の年棒貰ってるスポーツ選手なら数は少ないが日本野球界にもいるし、年棒ベースでの議論ちょっと難しい所があるのでは?と思う。


そもそも別のスポーツ選手を比べることがナンセンスだ」というのは非常に同意する一方で、ナンセンスから話題にするべきではないというのは同意しかねるところがある。そしてこの手の雑談みたいなのはナンセンスで良いのだという気持ちもある。

元がナンセンス話題からまり熱くならないように心がけたいが、他の人にどう見えているのかは自分では分からない。


個人的によく見るスポ―ツは野球テニスなのでその感覚プロと言っているけれど、フィギュアスケートそもそもプロ概念がだいぶ違って羽生選手プロじゃなかったりするので、バスケットボール(NBA)における「プロ」の感覚については正直全く知らない。各スポーツの「プロ」や優勝と言った言葉結構違って面白いので、詳しい方は返答する形で教えてくれたら嬉しく思う。

最近ボクシングベルトや大会制覇の意味自分で思っているのと若干違う事を知った。ボクシングでは3つか4つか団体があってルールも違って色々大変だったりするらしい。)

  • 3行でまとめて

  • 久しぶりにいい長文増田を読んだ。

  • 別のスポーツの選手に優劣をつけることは出来ないけど。 そのスポーツのトップクラスの中で活躍出来てるかどうかは八村が試合に出るようになれば明らかになるだろうから 日本人アス...

    • 端的に言うとそういう事だね。 まとめてくれてありがとう。

  • もちろんドラフト上位で入って活躍できない選手もいるが、 NBAはドラフトで入る選手が「30チーム×2人=計60人」と少ないので、 「ドラフトで指名されるだけですごい」度はプロ野球よ...

    • スポーツ間の違いってよく分かってない部分があるから、そういう言及はすごく嬉しい。 調べたら野球で言う出場登録にあたるロスターが15人って書いてるから、バスケの平均競技年齢...

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