ブルマの歴史から何が言えるだろうか。まず弱い立場の人間が我慢して済んでしまうのならば、状況は変わらないということである。不満の声を挙げることは大事だが、弱者は2つの選択を迫られることになる。現状を耐えるか、反発して強者からの抵抗に耐えるか、である。この場合、短期的な苦痛は後者の方が大きいだろう。そうすると次第に脱落する者が増え、改革は失敗することになる。
ブルーマーが定着したのは、反対する者たちと戦って勝ったからではない。各自がやりたいことのために始め、隠れてでも続けたからだ。そうやってなし崩し的に普及したのである。
一方、密着型ブルマ廃止からは、権力側に変更のインセンティブを与えることが重要だと分かる。問題の責任を相手に移すのだ。
以上から「#KuToo」がどのように成功するか見えてくる。おそらくハイヒールやパンプスを履くことの辛さを訴えるだけでは何も変わらない。それは個人の甘えにすぎず、企業側として規則を変えるインセンティブが弱いからだ。
しかし、ハイヒールやパンプスによる怪我を労災とみなし、強制することをパワハラとして訴える流れとなったのなら、話は変わる。責任の所在が企業側に移り、変更するインセンティブが生まれるからだ。そして今の状況を見ていると、このような未来は近いと思う。どこかの企業が名指しで訴えられたら一気に変わるのではないだろうか。
https://honeshabri.hatenablog.com/entry/history_of__bloomers
「結局おっさんが変な目を向けたらどんな服でも燃やしたくなるんでしょあんたらは」というのを暗に言いたいのだろうなと思った
真サムスピから必殺技打てるよ