イノベーションと、モノづくり楽しすは分けたほうがいいと思うよ。
イノベーションには時間がかかる。基礎要素技術側に立ち入って研究しないとならないことなぞざら。基礎要素技術開発なんて期間も費用も正確に読めない。
特に、期間な。ある要素技術が必要だと感じて、開発を始めた。だが、うまくいかないとか、何とかうまくいきそうだが、別の要素技術開発が必要になってきた。なんてのはざら。
「投資」になじむものじゃないよ。投資は期間と費用と儲けがある程度読めて、それは投資収率がなんぼだからってものだから。
仮にやるとしても国公立研究所や大学にまず属さないとできないだろう。
それでも、このあたりの基礎要素技術になじむような最低クラスの科研費系自体が先細りだし、成果だ―不正防止だー短期の実用化だーに偏ってるからどうしようもない。さらにあれはやってるやつの人件費でないからな。
まあ、人件費は不正が起きやすいからというのもあるが。具体的には、ある開発をしていたといいつつ、ほかのことをしていたという不正。
といっても、何かに専念している間は、ほかの収入はまずない。そこに付け込んで金をやるから嫌なことを強いろ、とか、お前のそのネタ全部俺によこせ、みたいな魑魅魍魎もわく。
どっかの研究所に雇われてるのなら、まあ、生活費で足元見られるのはましかもしれんがな。まあ、書類地獄だろうが、生活費で足元見られるのよりはましだ。
くっだらないイノベーションなんかほっといて、今モノづくりたのしすならモノづくりたのしすでいいんじゃない?そのうえで、今自分がやってることが生活を支えられるぐらいになったら動けばいい。
イノベーション(笑)なんてできてない、儲かってないものを、できる!儲かる!という狐と狸の化かし合いなんだから、ほっといて、今自分ができそうな楽しい物を作ってようよ。