2019-05-21

ほとんどの書籍の著者が味わっているだろう「これじゃない感」

初めて本を出す場合、著者にとっては大事件だけど、編集者にとっては数ある企画のうちの一つでしかない。

から、その温度差はものすごい。著者は「人生が変わるぞ」とワクワクしているけど、編集者は上から課せられたノルマをこなすことしか考えていない。

なので、意見を言い合って一緒に作り上げていく感じはまったくない。ここで肩透かしを食らう。

さら原稿を書き、校正も終わり、さぁついに発売だぞワクワクしていると、もはや編集者自分の本のことは考えていないことに気がつく。

何も連絡がこないし、販促として何かが動いている気配もない。やっと連絡がきたと思えば言われることは「SNSで告知してください」。

どうやって売ろうかという会議もない。著者の知らないところで書店にばら撒かれて、売れているかどうかもわからない。

そして何も起こらないまま時間が過ぎ、一年後ぐらいに「あれは何だったんだろう?」とふと思う。

別にから売れることもないだろうし、「一冊だけ出した人」っていうデジタルタトゥーがついただけだな……とモヤモヤする。

そして、出版する前と変わらず日常が過ぎていって、いつの間にか忘れる。

これが大多数の著者にとっての出版リアル

  • Web発の人とかは、出版前からファンがいるし「書籍化されます」なんて発表すればみんな喜んでくれるし、違うんだろうな

  • 編集者にとっては売れてからが本当の「先生」なのよ。 売れる前は乱射している銃弾の一つでしかない。

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