醜男ほど女尊男卑と言う傾向にあると思う。だから彼らの言う俺たちは女に虐められてきたんだ、という主張は自分の魅力の無さを棚に置いて、自分の評価を上げろと騒ぐ荒唐無稽なものと思ってきた。
でも最近ちょっと、何が彼らにとって虐めだったのかわかってきたかもしれない。
私は大学生で、工学部ではないけれど、少しだけ工学部の授業も履修している。当然工学部には知り合いもいない。だから授業にはギリギリに行って、空いている席に適当に座る。あまり先生の正面の席は嫌だが、黒板が見えないのは困る、狭いのは嫌だから隣の席は空席がいい、そんな事を考えながら、男子学生で埋まった席の中から、居心地が良さそうな席を探す。
今日は丁度良い席が見つからず、男同士のグループとグループの隙間の一席に座る事になった。講義終了後、講義室から出た先の廊下で、隣座ったグループが「お前の隣絶対女子こないじゃん」「どーていwwwww」「俺今日隣女だったからw」というような事を話していたのを耳にした。(ので追い越すに追い越せなかった)
こんなやり取りを聞いたのは、初めてではない。教養の頃も、うっかり講義資料を素っ気なく後ろに回してしまったときに、後ろの席の男は、お前女子から避けられてんじゃんwというような弄りを受けていた。
席を選ぶときに、隣の男が魅力的かどうかなど気にしたことはない。でも、彼らにとっては、隣に座られること=異性から認められる事であり、隣に座られない事は避けられているという事になる、そんな価値観がなんとなくあるのだろうと思う。異性と関わりの少ない彼らにとっては、挨拶されるか、話しかけられるか、笑顔でお礼を言われるか、そんな些細な対応全てが異性からの評価を測るファクターなのかもしれない。彼らがそのような価値観の中で生きているとするならば、異性と接することは常に異性からの不躾な評価に晒されることであり、異性が意識していないような些細な「低評価」も心に引っかき傷を作るのかもしれない。(逆に、ほとんど話した事もないのに突然2人飲みに誘うようなタイプは些細な「高評価」を盲信してしまっているからああなのかもしれない。)
電車通学だった高校時代、1席空いた複数の2人がけシートの中から自分の席を見つけるとき、真っ先に選んだのは女性の隣だった。そして、次に普通のサラリーマン、普通高校の男子、初老の男性、金髪の作業服の人、変なジャージのおじさん。大学と違って、似たような人達の集団ではないから、そんな何となしの優先順位を、勝手につけて隣の席の人を「選んで」きた。それは、高校の頃にクラスの男子が陰で作っていた事が女子にバレて非難轟々だった、可愛さランキングのようなものかもしれない。勝手に評価されるのは腹立たしいし、低評価がつけば悲しい。
肌の色、国籍、性的指向、たったそれだけからその人を判断してしまうことが差別だ。だから、たった一目見て隣席の人を選ぶのも広義には差別的行動かもしれない。
私1人の隣に座らない、という些細な低評価も、沢山の女性から降り積もって「女性は誰も自分の隣に座らない」とき彼らは、彼らの言う通り虐められているのかもしれない。きっと、傷つく事だけは確かだ。
少なくともキモくて金のないおっさん当事者である私は公園で休んでいるだけで不審者として通報されるというような 荒唐無稽ではない現実に存在する嫌がらせや差別を問題として扱い...
批判の意図はないが一点だけ指摘すると 元増田の話に登場するような男グループは十中八九「俺って非モテだからさー」という設定でワイワイやってるだけの陽キャ ほっといてもKKOには...
席が隣が男のレベルを見ているって。。。。。 じゃあおっさんの横の壁にもたれかかるJKって白髪交じりのおじさんがすきなのか「