この手の競争原理を煽りさえすればみんな努力して金持ちになれるはず論は
社会構造的に、全員が高給取りの上流階級にはなれないようにできてるんです
仮に年収200万円台の人間が全員年収1000万円台になっても
今度は年収1000万円台が年収億円台の人から見ての「相対的」貧困ラインになる
カールルイスやフサインボルトは100メートル10秒で走れるから
全人類みな100メートル10秒で走れるかといえば、おのずと限界はあるんですね
で、高給取りは全員、当人の努力100%のみで高い給与を得ているかと言えば
必ずしもそうとは限らない
親の資産、人脈、コネ、たまたまの運、先輩や創業者がすでに作り上げた従業員を薄給でこき使えるシステムetcetcのおかげで高給を得てる場合だって少なくない
ちな、近代以前の社会インフラは、民の年貢で足りない分は、王侯貴族が個人資産から持ち出しで整備するもんでした、軍事も王侯貴族が自腹で金を払って兵隊を養ってた
累進課税廃止の代わりに、ちょっとでも金持ちが使う(貧乏人も使う)道路や電氣水道ガス公共施設や防災対策や国防は全部、ワタミや孫正義や高須院長みたいな人が自腹100%で負担してくれるならよいですけどね☆