いよいよ新元号が始まってあちこちで『祝・令和!』ってやってるけど、平成は終わったんだからめでたさは差引ゼロだよなあ、と思う今日この頃。
真夜中、帰宅の車中で無性に叫びたくなる(というか叫んでる)。
最近夜になると妙に寂しいというか、不安というか、色んな形容し難い感情がごちゃ混ぜになった、どどめ色の感情が襲ってくる様になった。
クソ、以前はこんなこと無かったのに。給料が低くても、独り身でいることも全然苦では無かったのに。『番を見付けたり子孫を残すことが人生の至上の目的』、みたいな価値観に対して「せっかく人間に生まれてやることがそれかよ。けだものかよ」とまで思ってたのに。
いや待て、俺は独り身を苦痛と感じているのか? …否定しきれない自分が悔しい。思い直しかけてる自分がいる。「人間も所詮はけだものかもなぁ」と少し思うようになってきた。
しかし認めたからと言って、けだものとして生きる決心が付いたわけでもない。いや、仮に決心したとて何をどうすればけだものに成れるか、皆目見当が付かないのが正直なところだ。
結局俺はけだもの性を発露しない、『可能性のけだもの』として生きるしかないのかも知れない。いや、まあ可能性なんて無いんだがな。
別にそういうことを殊更嫌って生きてきたつもりもない。令和になったので平成の自分を振り返ってみたが、他人を好きになったこともあった…はず。いやあった。あれは高校生の頃だったよな…。20年前か。まあただの片想いでしかなかったが。
何で今なんだろう。こんな気持ち一生来なくて良かったのに。「独り身でいいや~」と一生思えていればもっと楽に生きられたのに。
そういえば『祝・令和』的な商品はまだ売ってるけど、『さらば平成』商品はもうあまり見なくなった気がするな 当たり前と言えば当たり前なんだが、なんか寂しいよな
おまえがつくるんだ びじねすちゃんすだ