というより最初のHello Worldでつまずいてそこでやめてしまった。
「なんでstd::coutなんだ?printfじゃダメなのか?どうしてstdio.hを使わないんだ?」
とどっちも使えるという状態がとても気持ち悪くて、結局拡張子をcppとしただけのベターCを使うだけだった。
「リーナス・トーバルズがC++使わないって言ってるらしいぞ。やっぱりできる人はC言語なんだ」などとも考えていたような気がする。
あれから幾年か経った今になって、仕事の都合上C++に触れることになった。
もう長い間CやC++で書かれたより高レイヤーに位置するプログラミング言語ばかり触ってきたので今更感があったが、今もう一度勉強し直す機会を得たと前向きに捉えてやってみることにした。
実際やってみると、なるほどstd::coutはフォーマット指定子に寄らない分便利だなと素直に受け入れられた。
他にもファイルの読み込みにはfopenじゃなくifstreamを使うとか、いろんなものがC++用に書きやすい方法があるのだと知り、それを素直に受け入れられた。
大学時代はその素直さがなかった。年月は俺に素直さを与えた。
C++の何が凄いって、最新のC++の仕様を全て理解して、それを駆使したプログラミングができる人がもうほとんど居ないってことなんですよ。