2019-04-27

MMTについて

MMTの欠陥

MMTは「インフレになったら増税すれば良い」と謳うが、問題MMT恩恵を受ける者と税金を払う者が必ずしも一致しない=不公平が発生するという欠陥がある。

この点について充分議論がないまま実践してしまえば、いざ増税必要になった段階で社会に混乱を生むことになりかねない。

その対策

対策として、税金をすぐに払うのではなくツケとしておき、必要になった時点で徴収するようにすれば良いのではなかろうか。

こうすれば建前上は財政規律は保たれるし、万が一失敗しても公平に清算ができる。

また過度にインフレしない限り増税が行われることが無いため、国民自発的に均衡を保つ事を期待できる。

これによりMMT反対論者のインフレに対する懸念を抑える事が出来るはずだし、何より何故問題が無いのか理解が容易くなる。

追記(2019/04/29 21:00)

税金として国債を買わせる」方がもっと分かり易いかもしれない。

この方式だと国債公募するか強制するかの違いしかないので財務省抵抗はまず無いはず。

また国民から見ても積立定期預金の様なものから抵抗は少ないと思われる。

当座の資金が無いと生活が困窮する者も居るかもしれないが、従来の国債と同じ様に売買が出来れば問題ないのではなかろうか。

税金ツケ方式にあった、払う段階で死亡している等の問題も無い。

また財政破綻する前に国民生活が困窮することがリミッターとして機能するからMMT懐疑派が指摘する問題の幾つかは解消する。

あと税金として買わせる額と満期の払い戻し双方で国民可処分所得を調整できるメリットもある。

  • 公平に税を取るとか受益者から税を取るってのは正しい態度なんだけど一方理想論でもあって、現実のシステムは今のところそうなってない。なんでなってないかというと、徴収コスト...

    • MMTの主張する支払いのタイミングは景気が最高潮の状態であり、その時逃げる事は「商機を逃す愚かな行為」かつ「景気を適度に冷ます効果」を持ちます。 逆に景気が冷えてる時も、...

  • 公平に精算とか絶対ムリやん あとで払うことになった時に絶対に払えなくなる人・企業が出る

    • MMTが主張している「インフレが起きた時」と言うのはイコール好景気な訳で、払えない国民は少数のはず。 それでも払えない国民が出るだろうと言うなら、そもそもMMTが前提としている...

      • インフレが来ても払えない状況でデフレなら払えるのか? MMTやるやらないに関係なく貧困層や脱税はゼロにならないだろ

  • MMTの欠陥自体はおおむね同意。 でも、ツケ払い式税制は現実的に無理のような気がする。

    • それ言ったら「マイナンバーで資産捕捉」の方が無理ゲー。

  • MMTやらなくても黒字財政であろうが 各個人の財政支出の受益と税負担がぴったり一致することなんかないから(受益と同時同額負担ならそもそも徴収する意味がない) その欠陥はMMTとい...

    • そもそものはなし、受益で言えば貧困層のほうが税から受ける受益が相対的に大きいわけで、問題は公平や不公平ではなく、公平「感」や不公平「感」なんだよなあ。そういう意味では...

      • >消費税はそこが優れていて、一般企業や小売店を、徴税の代行業者にみたてることで増税を値上げと錯覚させてるわけっすよな。ヘイトが政府に向かわない。 消費税のためにいくつか...

  • 国債を発行する=ツケなんだからいい型変えてるだけで何も変わってないと思うんだが 「インフレになるまで国債発行する」を「インフレになるまでつけにする」と言い換えてもばかを...

    • 逆。 「インフレが来るまで個々のツケにする」ならはっきりしてる負担の在り処が、国債によって有耶無耶になっている。

  • 金の移動と量なんてどうでも良いんだよ 金はその対価の証なのはわかるだろ 国内で発行されてるのは国内の対価動員できる価値数だろ 無限に分割していくと数と価値のついた生産は増...

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