2019-04-24

最近になってやっと理解した

もう20年以上前の話。


その頃は、人が携行して持ち歩ける地図といったら、本当に文字通り紙の地図くらいしかなかった。

から当時、地図を持たずに見知らぬ土地で道に迷ったら、取るべき手段公衆電話を探して知人にヘルプを求めるか、そこら辺を歩いている人に訊くしかなかった。


そんなある日、初めて行く場所なのに、迂闊にも最寄りのバス停情報しか聞いてなくて、まあその先は誰かに訊けばいいやと思って、その通りにした。


道を訊いたのは、ごくふつうのおばちゃん

返ってきた答えは

「そこのT字路をに行けばすぐ」だった。

しかしそのT字路は左ではなくに行くのが正解だったのだ。

自分だったら絶対にしようがない道案内のミスを、あのおばちゃんナチュラルやらかしやがった。


この事実個人的はにわかに信じ難くて、ずーっと引っかかっていた。

それがここ数年、人間多様性というものに光が当たるようになり、最近やっと、なぜあのおばちゃんあんなあり得ないミスをしたのかも納得するに至った。

おそらく、方向音痴だったのだろうということに。

自分想像が及ばないことや見えていないことは、本当にたくさんあると痛感する今日このごろである

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