2019-04-15

anond:20190414010753

「を」の発音問題に関しては、現在「を」しか残っていないわ行の問題と考えるべきなのか。「わゐうゑを」「ワヰウヱヲ」だよなあ。だったら/w/を頭子音とする行だ、で済みそうな話だ。

でも何か引っかかることもある。たとえば、今我々の身近で「を」以外のわ行が出てくるものとして「ヱビスビール」の「ヱ」があるわけだが、これはローマ字表記では昔から"YEBISU BEER"と書かれる。でもや行のえ段は旧仮名時代から「エ」って書くんだよな。

あと、井関農機株式会社というのがあって、これは昔から片仮名表記で「ヰセキ」という記法を使い続けていた。ところがローマ字では"ISEKI"なんだよな。

これらに対して「ニッカウヰスキー」なんかの場合は、まさに whisky の whi を「ヰ」で書いているわけだよな。森鴎外の『ヰタ・セクスアリス』も、現行の本で見ると『ウィタ・セクスアリス』になっている。これはラテン語vita sexualis だが、この場合ラテン語における v の発音は /w/からこの表記は納得がいく。

これらからすると、わ行の仮名表記ってのは実は結構いい加減に使われていたんじゃないか? ただ商標場合オリジナリティを主張する為にわざとわ行の旧仮名を使ったんじゃないか、という疑念も拭えないけど。「を」は助詞の「てにをは」の「を」で現在までがっつり出てくるから、wo というかたちで厳然として残っているのか。うーむ、日本語って難しいよなあこういうところが。

記事への反応 -
  • 紙とか使って説明するなら書けばいいので誤解はありえない。 問題は口頭で説明するとき。 おれは 重い「を」と軽い「お」 と説明する。 そしてこれはどうやら栃木県民にしか通じな...

    • 「を」の発音問題に関しては、現在「を」しか残っていないわ行の問題と考えるべきなのか。「わゐうゑを」「ワヰウヱヲ」だよなあ。だったら/w/を頭子音とする行だ、で済みそうな話...

      • だったら/w/を頭子音とする行だ、で済みそうな話だ。  ← それ、普通は「わ行」と言うのでは?

      • 「ヰ」や「ヱ」については、仮名ができた当初の発音は w だったけれども、その後、日本語の音の歴史的変遷があったので、iseki や yebisu のような事例が出来てきたのだとか。 ヰ wi の...

    • あ行のおとわ行のを

    • じょしか男子か

    • をは「くっつきのを」

    • 正しくは発音はどっちも「お」らしい

      • 現在はね。 しかし歴史的には発音が異なっていたという来歴があるので、「を」の方を敢えて昔風に強調して「ウォ」と言えば通じる。

        • 横からだけどこれ だから発音として差がある元増田はちょっと驚いたわ 栃木では現代でもこの2つの音に違いがあるんだなと

          • 方言によっては今でも「お」と「を」の発音が異なっているとか。 もちろん世代差もあるそうですが。

          • 栃木では現代でもこの2つの音に違いがあるんだなと  ← いや、「栃木ではこの2つの音に違いが無い」と元増田は言っているように思えるのだが...。

    • 助詞の「を」

    • をもおならぜんぶおでいいのでは?

      • 現代仮名使いを制定する時に、そうしようという議論もあったとか。

    • 上の「お」 下の「を」

      • それって、なんか、「上のお口と下のお口」みたいでヤラシイ。(どこが⁇)

    • 「を」のことは、難しい方の「お」って伝えてる

    • 発音でなら「お」と「うぉ」で変えてる

    • わ行の「を」ローマ字入力では wo である。わうぃううぇを 発音は うぁうぃうぅうぇうぉ だったのだろう。

    • 俺の出身県では「を」の事を 小さいお って表現してる

    • おパンティーのお パンティーを被るのを

    • 使い分けてるマンはどう使い分けてるのか書いてくれ 定家仮名遣い準拠なのかそうではないのか 「香り」を「かをり」と発音して「かおり」と書くのか 「丘」は「をか」か 「上野」...

    • 難しい方の「を」

    • ダブリューオーの方です。 アルファベットのオーです。ダブリュー要りませんとか

    • 重い「を」と軽い「お」 って、どうゆうこと? 発音が違うわけじゃないんでしょ? 栃木では。 だから、発音から受ける印象の重い軽いの話じゃないよね。 かと言って、文字自...

    • 追記が大げさで笑った。 この話は価値観の話じゃあるまい。

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