お昼。弊社社長が「お前ら松屋をごちそうしてやるぞー!」と高らかに宣言した。
「うなぎにしろー!」、「ステーキにしろー!」という社員の声も聞こえたが、結局松屋に。
ジャンケンに負けた社員の1人が買いに行って帰ってきたが、牛丼は全て直盛だった。
松屋では牛丼をお持ち帰りする時に、牛肉と白飯が分けてあるセパレートタイプと、白飯の上に牛肉をかけてるある直盛りの2つのタイプがある。
自分はどっちでもいいタイプだが、社長や他の社員の中で真っ二つに意見が割れ、午後からセパレートと直盛りのどちらが良いか緊急会議が行われることになった。
おまえさんはどちらだと言われて困ったが、強いていうならセパレートかなと答えてしまったと思った。
気になるあの娘は直盛り派だったのだ。
今更違ったともいえず、ロミオとジュリエットはこんな気持ちだったのかと、牛丼から学ぶとは思わなかった。