2019-03-12

アトピー性皮膚炎は精神を蝕む

痒くて痒くて仕事が手につかないから殴り書く。

アトピーの人は痒みなんて大したことないと思っているだろう。

そんなことはないのだ。

まず、寝るときに痒くて眠れなかったり夜中何度も起きてしまったりする。

睡眠不足慢性的もので、幼少期から今に至るまで苦しめられている。

苦労して入眠しても、夏の湿度や冬の乾燥にやられてすぐに起きてしまう。

朦朧とした意識の中で全身を貪り掻く。

シーツシャツは血で汚れるので、白いものは避けるようになる。

満足に眠れないまま迎えた朝、布団の周りには皮膚や瘡蓋が降り積もっている。

意識の無いまま掻いた辺りは深く掻きすぎたようでヒリヒリと痛む。

仕事をしなければならない日中にも様々な要因で痒みは発生する。

厚着をしたまま温かい部屋に入って汗をかく、エアコンの風が直当たりして乾燥するなど。汗と乾燥は敵だ。

人前で体を掻き毟るのがみっともないことは承知しているので我慢するが、常に痒みに集中を阻害されながら仕事することになる。

当然生産性は低下する。

つらい。つらいんだ。

あと、今は比較的よくなったけど、見た目の問題も大きい。

幼少期は顔にアトピーの炎症が出ていて、大人からは憐れまれ同級生からは蔑まれものだ。

まれからしぬまで飲み薬と塗り薬は欠かせない。

そりゃ、命には関わらないし、日常生活制限ほとんど無いから大した病気ではないと思われるだろう。

自分だってもっと深刻な病気があることはわかっているし、比較するものでもないと思っている。

単純に、一個人として、一生この痒みと薬と布団の汚れと寝不足と付き合っていかなければいけないと考えると生きているのがつらくなる瞬間がある。

書いていたら痒みは引いてきて、気持ちも落ち着いてきた。

いつか、ゆっくりと眠りたい。

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