2019-03-11

脳神経外科詐病を疑われた件

数年前にある地方都市脳神経外科専門病院で起きた話です。直接見聞きしたわけではなく聞いた話ですが、概ね事実の通りです。

その病院は急性期脳卒中治療に関しては地域でも有数と言われています

患者脳梗塞で倒れ、その病院搬送され、重度の後遺症が残る可能性がある状況ではありましたが、命に別状はなく、家族は将来への不安をいだきつつも、ひとまずは安心していました。

しかし、時折、患者は激しい腹部痛を訴えることがありました。

CTによる検査を行いましたが、腹部に特別な異常は見られないため、主治医内科的な診察は不要と早々に判断を下しました。

説明主治医から直接ではなく、看護師を通してあったとのことです。

主治医はいつも不機嫌で、家族高齢女性)は怖くて直接話ができる状況になかったそうです。

それでも患者が腹部痛を訴える続けることから家族内科医の判断を仰ぎたいと何度も懇願しましたが、主治医自身は一度もその症状を目にしていないことから(まともに診察している様子がなかったそうです)、家族が頻繁に面会し甘やかしているのが原因で、詐病であると断定し、内科検査など必要はないの一点張りで、すれ違いの状況が続きました。

その後も家族は粘り強く話し合いの試みを続けましたが、主治医は時には家族に対して大声で怒鳴るようなこともあったため、信頼関係は崩れていきました。

病院長にも訴えましたが、病院長は自身の目から見ても特に異常は見られず、脳卒中失語症患者家族の前でのみそういう症状を訴えることはよくあると、暗に詐病であることを示唆されました。

脳梗塞発症によって感情コントロールできなくなるような症状があることは家族理解していましたが、患者本人は脳梗塞発症する前と変わらず性格は穏やかで、わがままを言うわけでもないため、詐病を訴える理由は見当たらず、家族病院関係悪化する一方で、最終的には患者を転院させる決断しました。

別の総合病院への転院後、まずは内科の精密検査が行われました。

精密検査の結果、内科的な異常は見られなかったそうですが、内科医がその説明している最中患者が腹痛を訴え始めましたそうです。

症状をしばらく観察していた内科医は、てんかんの症状かもしれないと話し、翌日、脳神経外科で精密検査が行われることになりました。

検査の結果は内科医の見立て通り、てんかんによる発作であることが判明しました。高齢の急性期脳卒中患者ではよくある症例との説明があったとのことです。

専門外の内科医による一回目の診察で分かることが専門医にわからないのはおかしい、患者家族真摯に向き合わないのに「患者にやさしい病院」という理念など何の意味もないと、当時、家族が怒り心頭となっていたことを思い出します。

先日、件の脳神経外科病院がよい取り組みをしているということで、NHKニュース番組で取り上げられていました。

番組で取り上げていた取り組み自体はよいことだと思いますし、取材を受けていた医師もこの話とは全くの無関係です。また、病院ホームページ確認すると当時の主治医はもう在籍していないようですが、モヤモヤした気持ちが晴れないので、こんな早朝(深夜?)にここで吐き出しておきます。(日中正気に戻って消しているかもしれません)

  • anond:20190311044306

    テレビのニュースも発信者の意図を込められた歪んだ情報だから

  • anond:20190311044306

    医師免許持ってるやつが詐病だと言ったら詐病 それを決める場所が病院で その病院を選んだのはあなた

記事への反応(ブックマークコメント)

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